「亜金……
意外とキーパーソンだったんでやんすね」
プレゲトンが、頷く。
「そうじゃな。
さぁ、話している間も惜しい。
亜金を助けに行くぞ」
清空がそう言うと13たちは、立ち上がる。
「でも、亜金が何処にいるかってわかるの?」
13が、そう言うと後藤が胸を張って言う。
「亜金の場所なら千里眼で見えるぜ。
今は、富士の樹海にいる」
「え?一瞬であの場所に?」
タナトスが驚く。
「ゲートの能力者がいるのじゃろう」
道長が即答した。
「どこでもドア的な?」
遥がそう言うと道長が頷く。
「人工ゲートなら開発済みじゃ。
今回ばかりは急がなくてはな……
皆のモノ回復は完了したか?」
道長がそう言うと13たちは、頷いた。
「そう言えば、体力とかそう言うの回復してる……」
「ああ。
なんというかこの場所力が湧いてこないか?」
無がそう言うと道長が豪快に笑う。
「ここは回復と力の部屋じゃ。
ある程度のダメージなら一瞬で回復するぞ」
「そう……」
レテが、道長の方を睨む。
「なんじゃ?」
「……なんでもない」
レテが首を横に振った。
「そうか……
では、皆のモノついてまいれ!
ゲートの場所に案内する!」
道長は、そう言ってゲートの場所に皆を案内した。
「これが、ゲート……」
十五が、目を丸くさせる。
「アンタ、本当について行くの?」
タナトスが、そう言って十五の方を見る。
「……うん。
だって友達だから」
「そう」
タナトスが、十五の頭を撫でた。
「そうじゃ、忘れるとことじゃった」
道長は、そう言うと十五の方を見た。
「解!」
道長は、その言葉と共に十五の腹部に一撃を入れた。