「で、共同戦線ってどいうこと?」
13が、レテに尋ねる。
「遥さんが玉藻と戦っている間に私とタナトスが他の雑魚どもの足を止める。
その間に貴方たちが亜金を説得して……」
「わかった。
あともうひとつ……
亜金君を取り戻すそっちのメリットは何?」
13が、そう言ってレテとタナトスの方を見る。
するとタナトスが言う。
「そんなの決まっているじゃない。
亜金は、不幸を食べるのよ?
もし、私の不幸が老いることなのなら私はその不幸を食べてもらうことで私は晴れて不老不死!」
タナトスがそう言って笑う。
「レテさんも不老不死が欲しいの?」
13が尋ねるとレテは首を横に振った。
「亜金に不幸を食べてほしい人がいる……」
「そっか……
でも、亜金君が君たちの望む不幸を食べる保証はないよ?」
「わかってるわよ?
そんなこと……
でも、この豊満なボディを好きに出来ると言えば従うかも知れないじゃない?」
タナトスが、そう言ってセクシーなポーズを決めた。
「レテさんもそれに同意?」
「私は……
そんなにスタイル良くないから……
普通にお願いして頼む……」
レテは、そう言ってちょこんと座った。
「そっか……
まぁ、もう一度言うけど保証は出来ないよ?」
「構わないわ。
私の予想だとあの子は簡単に落ちるわ。
このボディを使わなくてもね」
タナトスが、得意げに言う。
レテも、うんうんと頷いた。
「私も落とす……」
プレゲトンが何かに対抗する。
「プレさんも何か食べて欲しいあるの?」
13が、プレゲトンに尋ねる。
「家内安全……?」
プレゲトンが小さく呟く。
すると13が、ため息をつく。
「それ不幸なの?」
「家内不幸は不幸でやんす」
「そうだね」
13は、とりあえず流すことにした。