ギフト(小説) | ニート脱出大作戦β

ニート脱出大作戦β

~ニートから抜け出す108の方法

2013年01月31日「ATフィールド…… 新世紀エヴァンゲリオンの技か……」白銀が、狂喜の笑みを浮かべる。なんだ……どうして、こいつはこんなにも殺気を出すことができるんだ?「亜金、気を付けるネ…… この殺気やばいネ」「……わかってる」倒せるのか?俺が迷っていると1発の銃声が響いた。銃弾は、白銀の額に命中した。「亜金!歌!大丈夫か?」啓司が、そう言って銃を構えながら俺たちの隣に立つ。「うん……殺ったの?」「これで、死んでくれたら楽なんだがな……」啓司は、そう言ってため息をつく。「お久しぶりです。 啓司さん……」白銀が、そう言って笑う。「銃が効いていない?」俺が、そう言うと白銀が答える。「まぁ、タフなモノでして……」タフって、銃が効かないギフト能力も持ってるってことなのか?「まぁ、僕もチート級ギフト能力者ってことですよ」白銀が、そう言って笑う。「亜金さん!」隼人君が、海藤君を担いで俺たちと合流する。「ギフト能力者が、4人ですか…… これは、流石に分が悪いですね」白銀が、そう言って軽くジャンプすると姿が消えた。すると隼人君の背後に姿を現し、海藤君に触れる。「卓君は、返してもらいますね」白銀は、そう言うと姿を消した。「白銀!何処に言ったネ!」歌が、大きな声を出す。「気配もない。 もうこの近くにはいないだろう」啓司が、そう言うと俺たちの緊張が一気に解けた。そして、気付いた。この病院が、滅茶苦茶に破壊されていることを……こうして、俺たちの長い一日が終わった。