眼科へ面接 | ニート脱出大作戦β

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~ニートから抜け出す108の方法

今日は、眼科の面接に行ってきました。
合同面接で、2対3の面接でした。
一年半以上のブランク。
その点には触れられませんでしたが……
合同面接の時って、相手の方が有利に見えるのは何故でしょう……?

さて、面接が終わり、切符を買い帰ろうかとした時、南さんから電話が……


「あ、猫さん
 今、暇??」

「あ、今、面接が終わって帰ろうとしている所です」

「そっか、ギリギリセーフかな?」

「え?」

「なんでもない」

「今どこ?」

「南森町の駅に居ます」

「じゃ、枚方に着いたら連絡して」

「わかりました」


そして、90分かけて枚方の駅に向かいました。
待ち合わせてはいないけど、なんとなくマクドへ……
すると、南さんが本を読んでいました。


「南さん」

「あ、猫さん
 よく、ここがわかったね?」

「いや、なんとなくです」

「そっか」

「はい」

「ちょっとサティー付き合ってよ」

「いいですけど……
 目の前ですよ?」

「うん
 こういうのってさ、一人で行くより男の事行く方が楽しいからさ」

「俺で良かったらいつでも……」


そんな会話をしながら、サティーの中に入りました。
サティーで服を見ながら南さんは、ゆっくりと口を開けました。


「由香から連絡は……ないよね?」

「ないです……」

「そっか……」

「そんなに仲が良かったんですか?」

「なんて言うかな……
 妹みたいな感じ……
 誰にも優しくて、誰にも懐っこくてさ……」

「そうですね
 俺にも優しかったし……」

「って、何か死んだ人みたいな話になるから
 止め止め止め」


南さんは、苦笑いを浮かべながら手を横に振りました。

その後、大人っぽい南さんには喜ばれるかわかりませんが……
UFOキャッチャーでミッキーマウスのぬいぐるみを取りプレゼントしました。
子供っぽく喜んでくれていましたが、深層は闇の中です。



※この物語は、フィクションです。
 実在する人物・団体とは、一切関係ありません。