最近、体の調子が悪いです。
風邪でも引いてしまったのでしょうか……
頭がふらふらする。
南さんから電話がかかってくる。
「由香と連絡取れた?」
「取れてません!」
「何怒ってるの?」
「怒ってないですよ……
すみません、少し風邪をひいてしまったみたいで……」
「それで、女の子に八つ当たり……?」
「すみません」
「最低……」
「すみません」
「面貸しなさい」
「え?」
「説教してやるから、枚方のマクドまで来なさい」
「はい」
そして、俺は、ゆっくりと痛い頭を押さえながらマクドに向かいました。
歩く事20分。
ようやくマクドにつきました。
自転車でも良かったのですが、なんとなく歩きたい気分だったのです。
いつもの場所で待っていると、南さんが後ろから声をかけてきました。
「猫さんみっけ」
そう言って、抱きついてきました。
「え?」
「由香なら、こうするかなって思って……」
「そうですね、由香さんは突然飛び乗ってきたりしますね」
「でしょ?
元気出た?」
「いや、えっと……」
南さんは、俺の顔を見るとそのままおでこを俺のおでこにくっつけてきました。
「熱あるんじゃない?」
「たぶん……」
「病院は?」
「いってません……」
「そう……
連れて行こうか?」
「いや、いいですよ
眠れば治ると思うので……」
「ここじゃ、寒いから車に乗ろうか」
「え?」
南さんは、そう言うと俺の手を引っ張り駐輪場まで向かいました。
「少しドライブしよう」
南さんは、そう言って車を走らせました。
そして、話した事は尾上さんの事、由香さんの事、はるかさんの事、Haruさんの事
そして、今回の事件が原因で店が一時的に閉鎖になっている事などを聞きました。
そして、閉鎖に追い込んだ刑事の名前は……
【杉山大輔】
こいつは、いったい何をしようとしているのだろう……
※この物語は、フィクションです。
実在する人物・団体とは、一切関係ありません。