ふと思いだして行ってみた場所。
知的障害の息子が特別支援学校高等部3年の時、夫が毎月、息子か私を連れて相談に行っていた。
幾つかの施設がある建物の中にあり、狭い事務所みたいな所だった。
なんとか、その場所に、たどり着いたので、夫に
「ここ覚えてる?」聞いてみた
「んっ?わからない?」
この場所の事は忘れてしまったか~
じゃあ、あの女の人に会えば、何か思いだすかな?
ドアをノックする
「どうぞ」
あれっ?
中には若い男性と年配の男性(電話中)がいた。
あの女の人がいない~
もう辞めてしまったのかな~
ん~じゃあ、知っている人がいないなら、最初から説明しないと…
「あの~聞きたい事があって来たんですけど…」
若い男性に説明し始めると、年配の男性が電話を終えて
「あ~っ〇〇さんじゃないですか?」
えっ?夫の事知ってる?
夫に「知ってる?」と聞くと「なんとなく…」
ちょっと曖昧だが、夫の記憶はあてにならなくても、年配の男性は夫と面識があるのは確実だ。
私が、夫は、若年性アルツハイマーになってしまった事を説明すると、年配の男性は驚いていた。
私達が訪れたのは、障害者就労支援センターだった。
年配の男性が、「ここのパンフレットは〇〇さんにデザインしてもらったんですよ」
えっ!!
初めて知った!!
息子の支援学校の役員やった時、外部向けのパンフレットをデザインした事はあったけれど、
全然知らなかった!!
なんだか妙な縁を感じずにはいられない。
以前、夫がパンフレットをデザインした障害者就労支援センター
息子もお世話になって、今度は夫がお世話になろうとしている…

