今、カウンセラーの高橋リエさんの著書『気づけない毒親』を読んでいる。
1回読み終わったから2回目を読み始めたところ。
ISBN:978-4-620-32590-3 判型:四六判 頁数:192頁
もう、思い当たることばかりで読んでいて泣きそうになってくる。
私、親に気持ちをわかってもらえなくてこんなに辛かったんだね、悲しかったんだね、苦しかったんだね、なんて可愛そうだっんだろうね…。
過去の自分を想うと、涙なしには読めない。
高橋リエさんの心理や毒親に関するお話は、You Tubeでは良く見ていたのだが、著書を読むのは初めて。
ずっと読みたいと気になっていた本で、この度図書館で借りる事ができた。
その本によると、夫に対しての不満や、いるだけでイラッとしてしまうのは、幼少期に父親に対して感じていた感情なんだとか。
最近は夫とケンカをすることも減り、穏やかに接することが出来るようになってきていたものの、やはりイラッとしてしまう言動は多々あって…。いるだけでイラッとする時もある。
毒親のことを考えていると、体の内側から湧き上がるようなどうしようもない怒りがこみ上げてきたりする。
そうすると、抑えようとしているけどにじみ出てしまうし、イライラしているので棘のある言い方になってしまったり、夫に優しく出来なかったりする。
(これに関しては完全に私側の問題だね)
昨日の朝もイライラが伝わってしまったのか、言い方が悪かったのか、ケンカ?みたいになってしまった。
きっかけは些細なこと。
ゴミ出し当番の夫に、ゴミを出した後手を洗った?と聞いたり、変な匂いがするよ?と言ってしまったこと。(実際に夫から変な匂いが漂っていた(笑))
玄関にぐちゃぐちゃに置いてあるレシートは整理してね。とか。(家計簿をつけるためにレシートを出してもらっている)
夫からは「朝からケンカ売ってくるな」と言われてしまった。
そんなつもりはないんだが…。
言われてみると確かに、言い方が悪かったかもね。
そういう風に感じさせてしまったなら悪かった。
反省しないとたね。
しかし、夫もたぶん、機嫌が悪かったと思う。
機嫌が良い日は受け流してケンカにならないもの。
んで、私の言葉に夫も反応してプチゲンカみたいになり、ゴミ捨て当番なのにゴミ捨てを放棄して、私に押し付けて会社に行ってしまった。(簡単に役割放棄すな!私も忙しいのに、押し付けるな!)
前から思っていたが、夫も小学生みたいにすぐ拗ねたり、幼児退行しているところがあるんだよね。
でも、それは私にもそれは当てはまるから、お互い様なんたけど。
夫婦二人で幼児退行=愛着の問題がある。
ということなんだよね。
似た者同士惹かれあったのかな。
夫は本人は問題を感じていないけれど、私よりはマシだけど、幼少期に寂しい思いをしてきたと思う。
幼少期、両親は二人とも正社員で役職についていたから仕事ばかりで、旦那と旦那の兄は祖父母に育てられたそうだ。
義母も、「私は仕事ばかりしてきたから…」と言っていた。義父も朝から夜遅くまで仕事でろくに会えていなかったようだ。
夫はそのことを何も問題には感じていないようだし、両親を尊敬しているし大切にしている。
だが、夫の言動を見れば、愛着の問題が少なからずあることは心理学を学んでいるとわかる。
まあ、夫のことはさておき、問題は私の方。
最近は毒母、毒祖母の方ばかりに怒りを感じ、解毒してきたが、毒父のトラウマも相当あるようだ。
高橋リエさんの本によれば、私が夫に感じるイライラ・不満は、幼少期に父親に感じていたことなんだそうだ。
だとすれば、それを解決するしかない。
まず、不満に思うことを挙げてみよう。
(前提として、平日は基本ワンオペ状態で家事育児は私が担っています)
・優しいのはいいのたが、頼りにならない。
(率先して何かを調べない・決められない・行動をなかなか起こさない/私がリードしている/本当はリードして欲しい)
・子供と遊んでくれるのはいいのたが、時と場所を考えない。(もう寝る時間なのにいつまでも一緒に遊ぶ・遊ばせておく/いつまでもYou Tubeを見せる/出かける前でも遊んだりのんびりしてなかなか支度をしない等)
・子供を何時に寝かせる→そのためには何時までに夕飯を食べ終えて何時までにお風呂に入らせて…とか逆算思考が出来ない。また、大人と同じように遅くまで起きていてもいいと考えている。
・逆算思考が出来ない、時間の見積もりが甘い。沖縄の方ではうちなータイムという時間間隔があるが、旦那は沖縄出身ではないのにうちなータイム。プライベートでは出かけるギリギリにシャワーを浴びに行ったりして結果的に遅刻する。結構大事な予定でも(汗)だから私が発破をかけないといけない(仕事では時間は、きちんと守っている)
・夜、もうすぐ寝ようとしているところに帰ってくるから子供は嬉しくて寝なくなり、そのせいで寝る時間がどんどん遅くなる。こちらはこの時間までには寝かそうと段取りや時間を考えて行動しているのに、その努力が水の泡になり、腹が立つ。
→夜寝るのが遅くなると朝なかなか起きられず、家を出るのがギリギリになり焦る。
夫は朝早く家を出るので、子供がなかなか起きなくても私達が遅刻しそうになっても関係ない。だから他人事なんだと思う。それが余計に腹が立つ。
この時間は帰って来ないでね、とか子供達に気づかれないように帰ってきてね、と頼んでも暫くすると忘れてしまう。
・子供のおむつ替えや歯磨きや小さなことを私に押し付けるというか、自分では積極的にやらず、結果的に私がやるしかないという状況に持っていこうとする。(昭和の価値観で子供の世話は母親の仕事だと思っているところがある)
・電気消し忘れが多すぎる。
・要冷蔵品をしまわずに寝てしまう。
・片付けが出来ない。
・歯磨きをせずに寝る→口が臭い(笑)
・トイレの後手を洗わない。
・タバコを吸った後ファブリーズを忘れる(何回もお願いしている)
・冷蔵庫を締め忘れることが多い。玄関を開けたま出かけたり、タバコの火をきちんと消さずに捨てていることもありヒヤヒヤする。
・独りよがりの愛情表現をする。こちらが嫌だ、止めて欲しいと何回も言っているのに、「本当は嬉しいんだろ?」とか言って止めない。セクハラ親父みたいに体を触ってくる。キモい触り方止めてと言ってもやめてくれない。上記の言葉を言ってくる。
・わざといじわるな言葉を言ってくる。私が嫌だと言ったり反応すると、面白がってる。歪んでいる。
・真剣に話を聞いてくれない。わかってくれない。寄り添ってくれない。気に入らないとすぐ怒る時がある。
あ〜、前にも書いたがやべえやつ(笑)
ストーカーとか痴漢の気質もあったり(笑)サディストな気質もあり会社ではモラハラ上司やってるし(夫談)、忘れんぼうな所とか受け答えがトンチンカンなところがあるのは発達障害もありそうだな〜とか感じているのだが、素人が勝手に決めつけるのは差別になってしまうから控えよう。
とにかく、私の父親が威張っていて支配的だったから、私は父親とは真逆な優しい人と結婚しようと強く願い、実際に優しい夫と結婚した。
だから自分の思い通りになってはいるのだが、現実には優しくて私の言うとおりにしてくれる夫を「物足りない、男らしくない、リードしてくれない」と感じている。ズボラな夫に「なんでこんなにだらしないの!」と感じている。
父親が嫌いだと感じていたから真逆な人を選んでいるが、そうでないことに関しては夫に父親と同じようなことを感じている。
夫が馬鹿みたいに見えたり、幼く感じられたり、身勝手だと感じる場合、子供の頃、父親に対して同じ様に感じていたとうことらしい。
だから父親トラウマと向きあっていくと、夫との関係も良くなるらしい。
そうなのね、なるほど、そうかも。
でも私、父親のことを大っキライ!あんなヤツどうなっても知らん!とは思っているし私の中ではもう存在感が薄い。実際あまり記憶がないのよね。
誰に対してもよく怒鳴っていた、祖父と怒鳴りあいのケンカをよくしていた、母を怒鳴り、殴ったのを見た、私も怒鳴られた怖い記憶はある。
だけど、小学5年の時に親が離婚し、それ以後会っていない。
だから記憶がほぼないのが当然なのか、それともトラウマ過ぎて記憶を封じ込めているのか。
よくわからないのだ。
20歳くらいまでは男性恐怖症だったし、今も男性上司には身構えてしまう所あるし、後遺症なのかトラウマ反応なのかわからないが、確かに影響は大きいんだけどね。
これも9月のセッションで扱っていただこうかと思っている。