かなり前、何かの本で読んだことがある話。

出典をご存じの方はお知らせください。

忘れている場面は私の創作で繋ぎました。

 

 

昔あるところに仲の良い三つ子の兄弟がおりました。

両親は小さなブドウ園を持っていて貧しいながらも3人を優しく育てました。

3人の名前はわかりやすくイチロー、ジロー、サブローとしましょう。

朝日が照らすブドウ園。画像 3/4   朝日の中、草原の三叉路をそれぞれ分かれて旅立つ笑顔の三つ子の兄弟。画像 4/4

 

3人が二十歳になったころ、両親が病気で亡くなりました。

悲しみの中、3人はブドウ園を売って、そのお金を3人で分けて自分の人生に挑戦することにしました。

イチロー「さあ、人生に挑戦だ!」

ジロー「父さん、母さん、見ていてくれ」

サブロー「よし、行くぞ!」

旅立った3人が歩いていくと、道が3本に分かれています。

空を見上げる3人の二十歳になった青年。画像 4/4    早朝、田舎のT字路。画像 1/4

 

3人はくじを引いてイチローは右の道、ジローは真ん中の道、サブローは左の道に分かれていきました。

「ここで別れよう」

「元気で!」

「また、会おう!」

 

右の道を行ったイチローが歩いていくと木が倒れて道を塞いでいました。

その前で困った様子の紳士がいます。

 

田舎の林の中で道に木が倒れている。その前で動けなくなった馬車、中年の男性がいる。。画像 3/4

イチロー「どうしたんですか?」

紳士「これじゃ通れない、こまったなぁ}

イチローは笑顔で

「大丈夫、ぼくが木を運びましょう」

 

イチローは木を引きずって道路の端によせました・

「これで大丈夫でしょう」

 

紳士は感激しました。

「君はどこへ行くのかね?

 良かったら私の家にきて昼食でも一緒に食べないか?」

林の中、二十歳の青年にお礼をいう中年の身なりの良い紳士。画像 4/4

 ちょうどお腹がすいていたイチローは紳士の馬車に乗せてもらい、昼食をごちそうになることになりました。

 この紳士と知り合ったことでイチローの人生は大きく変わるのですが、今日はここまで・・・。

 

 

つづく

 

ネコミ、短い話だったのですが、これは時間がかかりそうです。

    この時点で出典が分かった人はお知らせください。

    画像はAIで作ってみました。