1週間前の天気予報は完全に雨だった今週の水曜日。

カッパ持参のバードウォッチングになるかと思っていたら、

日を追うごとに天気は上向きに。

当日は眩しいほど良いお天気になり、暑さ対策が心配されたものの、

森の中は爽やかな風が吹き渡り、心地よく、

持参したタオルも使わずに帰って来ました。

 

 

可愛い姿に似合わぬ獲物を咥えたキセキレイ。

 

 

大きな声で鳴いていました。

つがいの片割れを読んでいるのでしょうか。

 

 

残念ながら、アカショウビンは私たちが到着する少し前に巣穴から飛び立ち、

全く帰ってこないところから、多分ヒナがちゃんと孵らなかったのか、

無精卵だったのかもしれないと言われてました。

もしヒナがいれば、頻繁に餌を運ぶはずなのに、

飛び立って2時間近く帰らないのは、ヒナがいないからだと、

早朝から見守っていたカメラマンの方が教えてくれました。

 

鳥を撮影する人は優しい人が多いと聞いていましたが、

本当に皆さん親切で、

桁の違うカメラにこれまた破格のレンズを装着した、

本格的野鳥撮影家さんばかりでしたが、

アカショウビンに会えずに帰ろうとしていたら、

こっちにアオバズクがいるよと教えてくださり、

どの木のどのあたりにいる、ここからならよく見えると、

事細かに説明してくださいました。

 

 

肉眼ではとても見つけられないようなところにいて、

葉が折り重なって邪魔をします。

 

 

アオバズクは数年前に一度だけ、毎年アオバズクが来るお寺に撮影に行き、

撮影に成功した経験があるのですが、

今回はその時の個体より小さい気がしました。

距離がその時より遠かったのかもしれませんね。

 

そうこうしていると、今度はオオコノハズクを見つけたと声があり、

みんなでそこへ向かいます。

フクロウの仲間は夜行性ですから、昼間は同じところにじっとしているらしく、

一度見つけたら、そんなに慌てなくてもいいそうで、

皆さん急ぐわけでもなく、普通に歩いて行きます。

 

 

こちらがオオコノハズク。

これまた素人だと全く見つけられないようなところに止まっていました。

教えられてもなかなか見つけられず、葉と葉の間から姿を捉えた時は、

思わず、いたー!と叫んでしまいました😅

 

 

枝と木の葉をかいくぐって、しっかり姿の見える位置を探ります。

 

キセキレイのみが今日の収穫かと思っていたのに、

アオバズクとオオコノハズクまで撮影できて、大満足です。

アカショウビンには会えませんでしたが、

初めて行って、出来過ぎです。

 

アカショウビンに会うには早朝が狙い目だそうで、

朝5時とか6時にその森に行こうと思ったら、

3時起きですねー😅

7時から、館長と行くバードウオッチングツアーがあるんですが、

行こうかなー、どうしようかなーと悩み中です。

 

 

グリーンシャワーを思い切り浴びて、

本当に気持ちのいい時間を過ごすことができました。

 

サラリーマン時代に体を壊して、

森林セラピーのガイドになった方が言っておられましたが、

森には人を心身ともに健やかにする作用があって、

今はどこも悪いところがないんだと、元気に飛び回っておられました。

 

人は時々森に行って、森の空気に包まれたほうがいいのかもしれませんね。