ご無沙汰しております。ねこまたです。

 

ブログは術後4年目と5年目が経過したときに1回ずつ投稿して終わろうと思っていましたが、このたび、ちえみさんが舌癌を公表されて、いてもたってもいられなくなってコメントを送らせていただきました。

そのせいかわからないのですが、放置していた私のブログに連日すごいアクセスをいただきまして、新しくフォロワーになってくださった方もおられて、このままではいけないと思いました。

私がブログを始めたのも諸先輩方のブログが励みになったからです。

舌癌は希少な癌なので、皆様のご参考になりそうなことを少しでもお伝えしたいと思いました。

 

舌癌の手術は、皮弁再建までされた方は結構手術に時間がかかり、中には丸1日近くかかった方もおられると思いますが、とにかく術後の苦しさが半端ないと思います。

私の場合は体はチューブだらけで、鼻、首、胸、腕、足、尿道といたるところに管が入っていました。

体を動かすことはほとんどできません。わずかに首を傾けて酸素量や脈拍などの数値が出る機具を見たり、ブラインドで閉ざされた窓を見たりするくらいしかできませんでした。

 

そんな中、時間が今何時なのかわからないのがとてもつらかったです。

時計が見えないのです。

時間がわからないと、この苦しみが果てしもなく続くような気がして絶望的な気分になりました。

 

きつい、きつい、眠れない、とてもきつい、もう耐えられない。

この手術を受けたことは果たして正しかったのだろうか、

いっそのこと殺してほしいとまで思いました。

 

そんな術後直後のことをちえみさんのブログを読んで思い出しまた。

 

あれから3年10か月経ちましたが、私はしっかり生きています。爆  笑

仕事復帰直後は何度も聞き返されたり、ときには嘲笑されたりもしましたが、自分なりに必死にリハビリを続けました。

『五十音』を何度も読んだり、口や舌の動かし方を考えたりしてきました。

今は聞き返されることはほとんどありません。ニコニコ

 

どん底を経験すると傲慢さや自惚れはすっかり消え去りました。

人と争うことはなくなり、人が困っているときにだけアドバイスすればいいと思うようになりました。

 

今は神様が私に与えてくださった役割を果たしていきたいと思うようになりました。ニコニコ