5月16日(術後16日目)

 

入院したころのように、朝食の30分前にお茶を持ってきてくれました。

「ありがとうございます」と感謝しました。

 

朝食の時間になると配膳の方が朝食を運んできてくれました。

「ありがとうございます」とまた感謝しました。

 

 

 

先生のところに留め置かれてないので、あったかい分おいしかったです。

梅肉エキスが食欲をかきたて、デザートの黄色いペースもおいしかったです。

お粥は3分の1ほど残してしまいましたが、他は完食しました。

 

食事を下げに来てくれたときも、お掃除に来てくれたときも、「ありがとうございます」と言うように心がけました。

 

今日にでも気管切開がとれるものと期待していましたが、最終段階として小さなカニューレに付け替えられてしまいました。

夜中頻繁にトイレに行かないといけないので、点滴をどうにかしてほしいと先生に言ったところ、がんばって食事を食べたら考えると言われました。

 

昼食から全粥ミキサー食にアップしました。

見た目は嚥下食と変わらなく、汁にとろみがついてないくらいの違いでしたが、献立がついていて、何を食べているのかわかるのがうれしかったです。

 

ちなみに、‟カレイのキノコ焼き 和え物、果物、すまし汁”と書かれていました。

茶色いスープはカレイと思えば、なるほどそんな味がすると思いましたが、バナナジュースの他はあまりおいしくはありませんでした。ショボーン

食後は歯磨き、うがい、唇と舌への薬の塗布を必ず行いました。

 

このころになると痰を吸引してもらうことがすっかりなくなりました。

歩いても気分が悪くならなくなりました。

洗濯をすることもできました。

毎日何らかの収穫があり、回復していくことの喜びを感じました。ニコニコ

 

そろそろリハビリに真剣に取り組まないといけないと感じました。

H先生からいただいたプリントを見ながら舌のリハビリをしました。「イウ、イウ、イウ、イウ」と言ったり、舌を左右に動かしたりしました。

 

言いにくい言葉をメモ帳に記して練習することにしました。

ラ行とイの段が一番発音しづらく、続いてカ行やダ行、オの段が発音しづらいことに気づきました。

‟り”が一番発音しづらくて、イの段からオの段に移行する言葉やオの段からイの段に移行する言葉、例えば‟ひとり”とか‟きいろ”などがすごく言いにくいのです。

悲しいことに私の苗字には、しっかり‟り”がついていて、オの段に続いて‟り”が来るのです。

自分の苗字が一番言いにくいとは情けなくなってしまいました。ショボーン