5月13日(術後13日目)
棟内フリーになったので、久しぶりに面会室に行きました。
術前に借りていた2冊の本を返し、新しい本を借りました。
もう一度面会室に行ったものの、気分が悪くなってそのまま帰りました。
昼過ぎに担当医のF先生が訪問し、「今からのどに入っている風船(カフ)をしぼませて、気管と食道が各々の役割を果たすかをみます」と言われました。
カフをつぶしてもらった途端、けたたましくむせ、おびただしい痰が出ました。さらに鼻水があふれ出ました。
突然の体の変化に驚きましたが、びっくりするほど痰が出しやすくなりました。
息もしやすくなり、ふつうに鼻から息をしているような感覚がしました。
唾もスムーズに飲み込めるようになりました。
あれだけ苦しめられていた痰や呼吸のしづらさからやっと解放されました。
これをきっかけにすっごく楽になりました。
この日母が大量のティッシュを持ってきてくれました。
「最初会ったときよりだいぶ元気になったね」と言われました。
整形外科医が往診し、痛風の治療は終了したと言われました。右足の親指は強く押したら痛む程度になりました。
ティッシュの山を見ると安心するのですが、本日一度も痰を吸引してもらってないことに気づきました。せっかく母がたくさんのティッシュを持ってきてくれたけど、全部は使いきれないだろうと思いました。
19時過ぎに処置室に呼ばれ、左手を完全抜糸されました。担当医の先生が2人で丁寧にかさぶたをとってくれました。
処置が終わるとH先生から「明日、飲み込みの練習をしましょう。それができたら退院ですよ。がんばりましょう!」と声をかけられました。
やっとここまできた!と思いました。