4月27日入院の手続きをすると病室に案内されました。

私は人一倍気を遣うところがあったので、思い切って個室にしたのですが、結構広くて、まるでホテルのような造りになっていました。

ホテルと違うのは、中央に柵付きのベッドがあることと、バストイレの他に流しまでもついていることでした。


看護師さんが寝巻を持ってきてくれました。こんなのに着替えたらいよいよ病人らしくなってしまうだろうなと躊躇していたら、H先生に呼ばれてもう一度手術の説明を受けました。


「我々で話し合ったところ、半分も切らなくてもよいのではないかという結論になり、切り取るところが少し小さくなりました」と言われました。

少しでもたくさんの舌が温存できることがわかってホッとしました。


次に変更点として、手術と同時に、原因となった奥歯を始め親知らずなど6本抜くと言われました。

そんなに抜かれたらご飯が食べられるのだろうかと心配になりました。


「当院での手術の成功率は95%です。もし失敗したときは腹部から再建します」と言われましたが、残り5%には絶対入りたくないと思いました。

手術の同意書のほか、全身麻酔、全員拘束、輸血などたくさんの同意書にサインを求められました。


病室に戻ると昼食が運ばれていましたが、結構ボリュームがあることに驚きました。病院食はまずいと聞いていましたが、味付けもよくてうれしかったです。


昼食後にエコー検査を受けました。その後病室には、看護師さん、事務の人、麻酔科医、栄養士さん、初めて顔を合わせる担当医の先生といろんな人が、入れ替わり立ち代わりやってきて、説明を受けました。思ったよりも忙しいなと思いました。


待ちに待った夕食の時間になりました。きっと昼食以上に豪華なものに違いないと思っていましたが、運ばれてきたものを見ると何ともしょぼいのです。(ノ゚ο゚)ノ 昼食の3分の2ほどのボリュームしかありません。見ると、“糖尿病食 1800kcal”という紙が貼りつけられていました。


「糖尿病食?誰かと間違えたんじゃなかろうか?」

と最初は思いましたが、


「あの内科医のしわざに違いない!」

と気づきました。


γ-GTPの他に血糖値も高いと言われたことを思い出したのです。

口惜しさと無念さとでいっぱいになりました。プンプン


これだけの量ではとても足りません。

しかも、晩酌なしでは無理です。

ちびりちびり食べましたが、食べた感じがあまりしませんでした。(ノДT)



22時に「おやすみなさい」のアナウンスがありましたが、腹が減って寝付けません。

うつらうつらしてきたかと感じると、どこからともなく水を流す音が聞こえてきたり、懐中電灯の明かりがチラチラしたりしてきます。きっと看護師さんが見回りに来ているのだろうと思いましたが、酒なしで寝るのは無理だと思いました。

うつらうつらしかけては目を覚ますことを朝まで繰り返しました。しょぼん