これまでの経過を簡単にお伝えいたします。


最初に異変に気づいたのは20141230日でした。

大掃除をしていたところ、突然舌が左下奥歯に引っかかってザラッとした感触がしました。

“なんかやだな、この感触”と思ってたら、数分後にまた舌が引っかかってさっきの変な感触がしました。これまでに経験したことのない、いやな感触が、何度も何度も繰り返すのです。

“何なんだろう、これ?その内なくなるだろう”と思いましたが、次の日も舌が奥歯に引っかかってザラッとした感触が何度も繰り返すのです。すっきりしないまま年を越しました。


正月を明けるとだんだん痛くなってきました。でも、その内よくなるものと思っていました。


2月になるとかなり痛くなってきました。とにかく食べることとしゃべることがつらいのです。

食べる方は最初の一口に痛みが走るものの、その後は何とか食べることができましたが、問題はしゃべる方です。舌がへばりついていて、ゆっくり剥がしてからしゃべらないと激痛が走るのです。しゃべり始めても痛みは続き、手のひらで左頬を押さえながらしゃべるようになりました。


このままでは仕事に差し障ると思い、口内炎の薬を買いましたが、痛い場所がどこなのかよくわからず、うまく塗れませんでした。

ようやく舌の裏側のかなり奥の方が痛いことがわかりましたが、薬を塗っても全然痛みがとれません。スプレータイプや貼るタイプの薬も買いましたが、どれも効果がありませんでした。


これはおかしいと思うようになり、ネットで調べるようになりました。口内炎は2週間以内に治ると書かれているのに、私の場合は2か月近くも続いています。いろいろと調べていく内に、「口内炎だと思っていたら舌癌だった」という記事に目が留まり、ギョッ!としました。「舌癌!まさか?」と思いましたが、悲しいことに私の症状は口内炎よりも舌癌の症状に似ていました。


当時は仕事が忙しかったので、一段落したら病院に行こうと思っていましたが、3月になると今度は7度台から8度台の微熱が毎日続くようになりました。風邪薬も解熱剤も効きません。明らかにこれはおかしいと思うようになりました。


ふつうだったらこの時点で、いや、もっと前の時点で病院に行くところなのでしょうが、私は我慢強い性格と言うか、相当な医者嫌いでもあるので、これまでは熱発しても9度以上にならないと病院には行かなかったのです。


3月中旬になると今度は食欲がなくなりました。ふだんの半分の量も入らないのです。

私はお酒が好きでほぼ毎日飲むのですが、少し飲むともう十分だと感じるようになりました。

すぐに酔うし、おいしいとも感じないのです。


こんな状態になってやっと病院に行こうと思い立ちました。(;^_^A