今日はちょっと治療のお話ではなく、数年前体験した不思議な出来事について書いていきます。
興味無い方はバックして閉じてくださいね。
衝撃的な表現もありますので、そういうのが苦手な方も御遠慮ください。
東日本大震災が起きたのが約10年前。
その震災で育ての母である祖母を津波で亡くしました。
すぐには見つからず、見つかったのは11日後の3月22日でした。
まだ寒い時期に、衣服をひとつも身につけず、頭髪は削げ落ちたかのように無くなっており、顔は焦げたように真っ黒で、とても苦しそうな顔をしていました。
親族確認の際には見ただけでは本人か確証が持てず、身につけていた装飾品でわかりました。
雪がチラつく中、テトラポットに挟まれていたそうです。
どうやって葬儀をしたのか、ほとんど記憶がなく、遺体と対面してからずっと泣きっぱなしでした。
葬儀を終えて数日後、不思議な夢を見たのです。
それは夢だとわかって見ている夢でした。
真っ白な空間に実家へ続くコンクリートの道があり、生前よく帰っていたように実家へと入っていきました。
「こんにちはー!」
と玄関で声をかけると、実家で飼っていたミニチュアダックスのマリンがしっぽをちぎれんばかりに振って出迎えてくれました。
それに続いて台所から聞き馴染みのある声。
「なんだー早かったことー。」
生前と変わらない姿の祖母が変わらぬ笑顔で迎えてくれました。
いつも実家へ行く時は、コンビニでスイーツをお土産に買っていたのですが、その時は無く
(融通の悪い夢だな。)
と思いました。
「ごめん、今日何も持って来れなかった💦」
と言うと
「いいんだよ。いつもいつもありがとうなぁ。」
って目を細めて言ってくれました。
それからいつものように、祖母の手作りの煮物や料理をつまみながら熱いお茶をもらい、あーでもないこーでもないといつもと変わらない世間話に花をさかせました。
(こんなこと言いたいわけじゃないのに…ちゃんと伝えなきゃ。。)
でも口をついて出るのはくだらない話ばかり。
いつもならその後で買い物へ出かけていたので
「そろそろ出かけよっか。どこ行きたい?何か欲しいものある?」
と聞くと
「んー…うん…んんー…」
と何とも歯切れの悪い返事。
「どうしたの?行きたくないの?」
と聞くと…
「なんだかなぁ…ここから出れねぇんだ。」
……………そうか。ここはあの世なのかもしれない。
そう思いました。きっと心配して会いに来てくれたんだ。
「そっか。わかった!…じゃあそろそろあたし行くね。」
そう言って玄関に向かい靴を履いていると…
私の肩を優しく包むように手を置き
「お前は寝不足するとすぐに風邪ひくんだから、気をつけるんだよ。身体は大事にしなさいよ。」
いつも耳にタコが出来るほど言われたことでした。
そして次に衝撃のひとことが…
「おまえが産むのは男の子だよ。わかった?男だど!」
生前はひ孫が男だらけだから、私は女の子を産むだろうって言ってたので驚きました。
これで夢は終わり、不思議な夢だなと思っていました。(その頃はまだ元旦那とも知り合ってませんでした。)
そして数年後、夢のお告げ通り男の子を授かりました。
そしてその息子がこの間何とも不思議な話を始めたのです。
部屋の棚の上に祖母の写真を飾っているのですが、息子におばあちゃんだよと言ったことはありませんでした。
ところが先日、急に
「ママのお腹の中にいた時ね…途中までおばあちゃんが一緒にいてくれたんだけどね、途中で死んじゃったの…」
と言い始めました。私はビックリして
「おばあちゃん!?どこのおばあちゃん?」
と聞くと
「この写真のおばあちゃん。」
と写真を指さすのです。
驚きました
と、同時に
もしかしたらほんとに生まれ変わりなのかもしれない…と思いました。
祖母と息子、笑った顔が瓜二つなんです。
もちろん、子供の言うことですから妄想の可能性も十分あります。
ですが、私は妄想ではないと何となく思うのです。
きっと祖母は生まれ変わって私を見守ってくれているのだと。
最後までお読みいただきありがとうございます😊