みなさんお久しぶり。

この頃はガンダムオンラインをプレイなう!のファルケンです。

ジオンSファルケン

ジオンF0カロリーゼリー

連邦Sファル娘

連邦Fふぁる娘


今日、掲示板に「僕!強くなりたいんです!」というスレが立っていた。

彼に向けて・・・というか砲撃やり始めの人に向けて。

昨今はモジュール装備によりりゅう弾予測ができるようになり、

りゅう弾を装備する人が増えてきているが、初心者は炸裂でも十分b

メインの砲撃はFでも十分倒せます。


うちのザクタンク銀

砲撃F 炸裂F マシンガンFⅡ 射程補正Lv5

これ1機で1000機位は殺れてますので(マカクなんてなかった)


表示が小さければクリックして拡大するよろし。


砲撃は基本、敵がいるところに撃つjk

でもなかなかあたらない。そういうとき、

元気良く動いてた敵がブースト回復等で隠れる場所、

自分だったらココに隠れて敵をうかがう場所。

そこを打ち続けるといいと思うんだ。



のあたり。

もう少し進軍したときだと、



のあたり。

固定砲台やバストライナーはその後ろにいるワーカーを

狙う感じで撃つ。

細かいことを言うと↓図のように撃って欲しい。



は砲撃を撃つカーソル。

砲撃注意と表示されれば、大抵の者は後ろ(敵から遠く)に

逃げるので、効果範囲の端っこに敵を入れるように撃つ。

爆風だけでもFは強いので当たれば御の字。


あくまでこういうのは参考であり、必勝法でもないし、もっと美味く

やるほうほうはいくらでもあるはず。

だが3番目の図の部分だけでも覚えておくとアシスト等、スコアが

上昇するかもしれんよ。


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皆さんこんばんわ。清く正しry

ファルケでございます。

さて年末年始も近づいてまいりました。

いろいろと追加されてオサイフも寂しいということでしょう。

そこで12月23日に『ふぁるけくじ』を実施いたします。

応募方法は至って簡単!


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ダンジョン内でSSを撮り、上記の『dps』が貴方のくじ番号となります。

SSはスカイプ等で『アイディー@ふぁる家』まで宜しく。


抽選方法は、闘技場にてファルケが『ハイじゃあ次下3桁ね~』と、ホルホr相手にパワショを放ち、出たダメージ数値で決まっていきます。


景品目録(ほぼ決定)


1等(前後賞あり) 1本

 ※前後賞について

 ex)当選番号が『2345』だった場合、各桁の『どこか1箇所が1ずれだった場合です。なので前後賞は・・・

『1345・3345・2245・2445・2335・2355・2344・2346』に

なりますよ。

 下4桁         前後賞

 30000000 G   5000000 G


2等          3本

 下3桁(3回抽選)

 10000000 G


3等          7本

 下2桁(7回抽選)

 5000000 G


末等         1本

 下1桁

 1000000 G



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デュアルスキル仕様賞 or2 ≡3

 上記dpsを越えた御方

  5000000 G


特別賞β      1本 他賞と重複おk

 最低数値dpsの人

  3000000 G


特別賞ν      1本 他賞と重複おk

 ゾロ目の人(何の数字になるかは当日)

 10000000 G


なお、当日は抽選に手間がかかるかもしれませんので、なるべく12月22日までの応募をお願い致します。


 竜とは人間の明確な敵であり、モンスターたちのボスである。

 彼らは姫をさらい、宝を集める。

 その習性はまさに本能という物で、到底逆らえる物ではないのだ。






















 キキキ・・・キチキチキチキチキチキチキチキチキチ


 静謐な神殿に響く耳障りな音は、多少の不安と多大な不快を与える。


 キチキチキチキチキチキチキチ・・・


 過去には聖域として数多の竜が集い、冒険者たちからは

難度最高峰のダンジョンとして畏敬の的だった。


 キチキチキチキチキチキチキチ・・・キキキキキキチ


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カイザードラッヘ:どうして、こうなってしまったのだ・・・


 我は擡げていた頭を下げて前足に挟み込み頭を抱える。


 キチキチキチキチキチキチキチ・・・ゲシャッ



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トパーズ:ゲシャシャ


カイザー:えぇい照れるでない!褒めたのではないゎ!



 宝物庫には「それ」・・・

 トパーズ系の魔物がひしめき合っていた。


 Pi。 メールが1件届きました。。。。。。。。。。






 
















 もともと、宝物庫には様々な宝が納められていた。

 色素、宝石、☆5装備、大地の奇跡や訳のわからない宝玉もあった。

 竜族の本能に従い、世界中から集められた宝。

 我らの「宝を集める」という行為はライフワークそのものであり、

宝を巣に溜め込んだ量により、その巣の主の力量を知らしめる

ことができるのだ。



 異変は数ヶ月前からだった。

 人間たちが南の坑道を荒らし始めた頃からであろうか。

 人間どもに捕まった軟弱者たちや、卵から孵った無垢な竜達が

あろうことか背に人間を乗せ始めたのだ。

 竜とは本来高い知能を有し、プライドを重んじる種族なのだ。それを

人間などを背に乗せるなど・・・えぇい口惜しや!


 ・・・話がそれてしまったな。


 そこで、だ。

 人間たちを背に乗せた竜達の話を聞き、もし可能であれば、

竜達を助け出そう、と。


 まずは斥候として、ワイバーンを1人選抜した。

 そのワイバーンは一族の中でもLv39と高レベルに位置し、性格も

真面目な青年で、次期ワイバーン族長とも噂される者だった。


 神殿に彼を召喚し事の次第を伝えた時、彼の瞳には意思の炎が

燃えていた。


 それがまさか、あのようなことになろうとは。


 彼を送り出して1週間ほど。

 彼が帰って来た。


 「只今戻りましたぁ!」


 なぜだろう。

 彼のテンションが高すぎるのではないだろうか。



 「大儀であった。して、同胞の様子はどうであっ

 「最高です!!」

 「そ、そうなのか・・・それはいったいどう言

 「もうアレはやばいっす!見つけた時の興奮!

 掴んで高揚!僕は!ボカァーもう!」


 左右の眼の焦点が合っていない。

 呼吸が一定ではない。

 興奮しすぎて緑のウロコのところどころが紅色に染まっている。


 そして、「それ」を両足に抱え込んでいた。


 「そなた・・・「それ」は何なのだ?」



 あのあと、彼は無理矢理「それ」を引き剥がされ地下に投獄された。

 もちろん、場にいた者たちにも他言無用とした。

 しかし、彼の叫びが脳裏に焼きついてしまっている。


 配下の者を全て下げ、玉座に一人。

 彼が後生大事に抱えていた「それ」を見やる。


 水色のボディに十数個の目玉。

 キチチという音は虫を思わせる節くれだった足からか、おぞましい

粘液を滴らせる口腔からなのか。

 見ているだけで嫌悪感が沸いてくる。


 


 後から気づいた事だが、我ら竜族の本能でもある「宝を集める」

習性には少々特殊な部分があり、それは、


 『他竜の獲物に興味なし』


 と、いうものだ。


 どんなに魅力的な宝であっても、それがある竜個人の所有物に

なってしまえば、その宝は他竜にとってはガラクタ同然なのだ。

 自分で探し、獲得しなければならない。


 だから、「それ」の魅力に誰も気づかなかったのは仕方のないことだ。




 人の口に戸は立てられない。

 人間の諺だったか。よくも言ったものだ。


 数日後には様々な噂が神殿中を席巻していた。


 「ヤバいくらいの宝らしい」

 「あの若様が発狂?」

 「竜族の禁断の果実」


 竜族のプライドと神殿の平和。

 それらは南坑道開通と共に、ゆるやかに崩壊の一途を辿って行く。


 「それ」は、神殿内において個体数を増やしていった。

 それに反比例するように秩序は失われていった。


 若竜の件から1ヶ月足らずで、宝物庫は様変わりしてしまった。

 なんということだろうか。

 「それ」は、もとより庫内にあった宝を喰い、増殖していたのだ!


 既に他竜の物になれば興味も失せようが、増殖した個体は違う。

 外に出て、「それ」を探しに行こうとする者を止める事はできるが、

内からあふれる「それ」をとめる事など到底できる事ではなかった。


 神殿内は阿鼻叫喚の地獄絵図。

 若竜は我先にと「それ」を求めて飛び回り、それを嗜めるべき老竜は

数個の「それ」を抱いて遠い所を見ている。

 そして、幼き仔を護るべき筈の母竜までもが「それ」に狂っていた。


 王の間には、我と数匹の生まれたばかりの幼竜が避難してきていた。


 まずい。

 このままではまずい。

 種の存続?

 竜のプライド?

 冒険者への対応?


 ちがう。


 もうすぐ彼女がやってくる。


 1年前に街で見かけてナンパした彼女。

 彼女は戸惑っていたが、快く交際を頷いてくれた。

 ずっと1年間、彼女は主の目を、我は皆の目を盗んで逢瀬を続けた。

 最後に会ったのは3ヶ月前だが、メールはずっとしている。

 3ヶ月前、彼女は「竜としての強さを手にいれ、貴方の思いに答える」

と、言ってくれた。

 我はLv1の無垢な少女のような彼女でも受け入れようと思っていたが、

種族としての位の高さに満足せずにさらに自分を高めようというその

精神にまた惚れてしまった。

 その彼女が、ようやく主と話を取り付け、お互いの家族を交えての

見合いをする準備ができたとのことで、もうすぐ、神殿に来るだろう。


 しかし幼い彼女も良かった。

 あの頃は美しいというよりも可愛らしいというイメージがあり・・・


 「王様、何ニヤニヤしてるでし?」

 「!?」


 足元に寄り添う幼竜が心配そうに見上げている。


 「き、気にするでない。安心してお


 Pi。 赤竜からメールが届きました。


 「はぅあ!?」

 思わずメールの着信音にキョドる。


 「ど、どーしたんでし!?」

 「王様、すごい汗でし!」

 幼竜たちは半分心配半分不審そうにこちらを見上げている。


 早鐘を打つ心臓の辺りを押さえつつ、メールを確認する。



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赤竜:ご無沙汰しております。この度はわたくしのわがままをお聞き入れ

   下さり、感謝しております。かねてよりの花嫁修業も無事終え、

   すでにこちらは神殿へと向かっております。

   つもる話は貴方と肩を並べてしようと、この3ヶ月間ずっと我慢を

   しておりました。

   直接、王の間へ向かいます。

   では、ごきげんよう。


 もう神殿内の惨状を隠すのは不可能だろう。

 そうだ、気取らずに彼女には全てを話そう。

 1年付き合った仲だ、きっと受け入れてくれるはずだ。


 王の間の扉が、重々しく開かれた。


カイザー:おお・・・


 3ヶ月前よりも格段に美しくなった。

 まだあどけなさのあった姿は、凛とした佇まいにより払拭されている。


赤竜:カイザー!


 彼女が駆け寄ってくる。

 我も彼女を迎えるべく腕を広げる。


赤竜:カイザーアァ!


 ちょっと勢いが良すぎる気もするが、それだけ愛が深いってことだ。

 あぁ、やはり彼女はすばらしい。

 彼女となら何だって・・・


赤竜:「その子らはどなたの子ですかっ!?」

カイザー:「何だって乗り越えられげふぅっ!?」


 視界が回転。

 そして、暗転。




 後日、勘違いでブレイズ諸刃Ⅲで我を星にしたことについては、

彼女は平謝りに謝ってくれた。

 そのうえ、神殿のこの有様についても「名案がある」と言って、

最善の処置をしてくれた。



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バイト:はいはい~PT募集中ですよ~

    簡単なおしごとで~す。

    内容は簡単!ダンジョン内の眼球モンスターをバッタバッタと

    ちぎっては投げ、ちぎっては投げるだけです!

    @4募集! 笛あります!








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カイザー:どうしてこうなってしまったのだ・・・



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トパーズ:ゲシャッ


カイザー:笑うなら、笑えばよい・・・


 「それ」は、ニンマリと目を細めた。


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森園 萌:おはよう諸君!突然だが明日おふかいに行ってくる!


森園 萌:しかしキップ購入の為、みどりの窓口に行く途中に・・・




























森園 萌:車に撥ねられたww


森園 萌:ハッハー。車庫から車がいきなりバックして出て来て

      チャリごとスッ飛ばされたわけだが。


 体感で3mはフッ飛ばされた気がする。

 しかし俺はV35Q40を生かし横受身を取り事無きを得た。


森園 萌:はねられた直後、動揺して電話をかけた相手がシュヴァ。

      愛ゆえにだな。

      病院に行ったら一目で大丈夫だといわれたが、色々な

      検査はさせてもらった。金は俺持ちじゃないしな。


森園 萌:報告はこれだけだ。

      久しぶりに撥ねられたから勢いで書いた。

      後悔はしていない。


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ユウリ:フェスタでは大好評だった。

    まぁ、これらの人々が真夏の人柄なのか、

    単に価格の安さなのかはわからんがな。

小萌:にゃー。わいばーんさんはちょっと素直じゃないにゃん。

ユウリ:そうか?

小萌:それに、ユウリちゃんだったんだにゃー。なんかすごく・・・

ユウリ:?

小萌:ぷりちーな仔が多いウチのふぁみりーで、

    ユウリちゃんみたいな仔はなんかめずらしいにゃー。

ユウリ:ふむ。

もともと私は主たちが望んで連れて来られた者ではないしな。

小萌:そうなのにゃー?

ユウリ:・・・・・・

小萌:にゃー、へんなこときいちゃたにゃ?

ユウリ:いや、話したくないわけじゃない。それに、

誰かに聞いてもらいたいというのもある。


 数年前のことだ。


 私はある程度の時間を殻の中で過ごしていた。

 卵・・・だったのだろうか。

 私は、両親が愛を育んで生まれたのではない。

 「ラボ」という場所で、人工的に生み出された。


 私に意識が生まれた時、肉体は生まれてはいなかった。

 殻の中には羊水とマナが満ち、肉体を構成している最中だった。


 すぐに肉体も完成した。

 殻の外の音も聞こえるようになった。

 声も、出せるかもしれない。


 外に出たい。


 「ガ・・・ソト・・・ニ・・・」 (少佐風の声を妄想汁

 

 意に反して私の喉から絞り出された声は高かった。

 その声に呼応してか、外から私より低めの声がした。


 『なんだなんだ、予定よりまだ早えぇぞ?お~い、ご主人~!』


 殻を隔てた対面に、楕円形の影が一つ。

 

 『早かったな~。中身は何かな~。おいサボ、聞いとけ』

 『あーわかった。・・・よし、中のやつ、聞こえるな?』


 まだうまく話せないが、


 「キコえ、ル」

 『よし、聞くからゆっくり答えろよ。まずは・・・』


 質問にいくつか答えていく。

 翼はあるか。ウロコはあるか。尻尾はあるか。毛が生えているか。

 と、質問をしている者の声とは違う者の声が聞こえた。


 『ッチ、またワイバーンか。★ネコできねーかな。サボお前が面倒みて

おけよ?』


 声の主の足音が離れていく。


 『おい!また放置かよ!』


 会話を聞けばわかる。

 私は、望まれた子ではなかった。


 「ワタシ、は・・・イラナい・・・の、カ?」


 なぜだろう、声がひどく掠れていた。


 『何言ってんだ!生まれちゃいけない奴がいるもんか!』


 なぜだろう、声の主は怒っていた。


 『お前もいちいち気にすんじゃねぇ!』


 その影の主もドスドスと音を立てて行ってしまった。



 いくばくかの時間が過ぎた。

 155600秒くらいだろうか。


 何をする気もおきず、殻に包まれたこの身では何処へも往けず。

 過ぎる時をただ無意識に数えるだけ。


 『おい、起きてるか?』


 外から殻をコンコン叩かれる。


 「起きてる」


 掠れた声ではなくなっていた。

 生まれた時も少し戸惑ったのだが、更に今回は自分でも困惑した。

 殻の中は闇とはいえ、ずっとその中にいれば目も慣れてくる。

 私がその目で見た自分の姿は、本能に刻まれた「竜」そのものだ。

 その私の声があれほど高いとは。


 『お、お前メスだったのかよ』


 メスとはなんだ。竜の種族だろうか。


 「私は、メスなのか?」

 『そうだな、で、俺はオスってことだ』

 「貴方はオスなのか」

 『オスっていうか、ファイアーダンサーだけどな』

 「貴方はオスではないのか?ファイアーダンサーなのか?」

 『あ・・・めんどくせーから、俺のことは火男でおk』

 「わかった。では私のことはメスと呼んでくれ」

 『ちょ、待てや!俺、どんな鬼畜!?』

 「私は、メスなのだろう?」

 『・・・じゃあおまえは今日からユウリだ。わかったな』

 「ユウリか、わかった」



 それから火男は9000秒ごとに私を訪れるようになった。

 殻ごしの会話だったが、火男の話は私の感情を開いていった。


 別に殻の外に出れなくてもいい。

 必要のない子でも構わない。

 火男と話していられれば良かった。


 『なぁ、あと3日位でユウリも外に出るんだぜ?』

 「私は、ここでいい」

 『バーカ、こんな中にいて何が楽しいんだ』


 私は、ここにいるだけで良かったんだ。

 火男と話しているだけで。


 『それにな、丁度星祭が始まんだよ』

 「ホシマツリ?」

 『ああ、出店もあるしイベントもある。俺が連れてってやるよ』

 「私を、か?」

 『他に誰がいんだw』

 「ふふっ、そうだな」


 それから9000秒、火男は来なかった。


 さらに9000秒が過ぎた。


 火男になにかあったのだろうか。

 嫌だ。

 火男と話したい。

 火男と祭に行きたい。


 火男に、会いたい。


 9000秒が過ぎた。


 既に聞き慣れた足音がした。


 「火男、どうしたんだ?大丈夫か?」

 『・・・ああ』

 「ばっ・・・」


 バカか!?と、言ってしまいそうになる。

 どう考えても火男の態度はおかしい。

 この殻さえなければ、火男に触れられる。慰めてやることもできる。


 わたしと火男は何も話さなかった。

 3000秒が過ぎて、

 3000秒が過ぎた。

 

 「火男、本当に大丈夫なのか」


 たっぷり3000秒。火男は殻を撫ぜる。


 『ごめんな』

 「何故、謝るんだ」

 『ごめん。マジごめんな。ホントにごめんな』

 「何故・・・」


 それだけだった。


 それから183200秒後、私は殻から出ることになった。


 

 殻から出た私は動くことができなかった。

 精神的なものではない。

 いままで水に漬かっていたのだ。筋肉が衰えてしまっているのは

しょうがなかった。


 「あ・・・」

 「シッ、黙ってろ」


 ちょっとチクチクする手がわたしを持ち上げた。

 軽々と持ち上げられた私は、すごい速さで運ばれる。

 街を抜け、門をくぐり、野山を駆ける。


 最初に目にしたのは赤と黒の縞々の物体。


 「あん?なんだ?」


 翼のカギ爪で赤いボディに触れる。


 「火男、か?」


 彼が立ち止まる。


 「そうだ。俺が火男だ。惚れたか?」




 今回はちょっと真面目な文でした。

 わたしゃハッピーエンドはあまり好きではないです。