雨のそぼ降る白川郷を歩いた
田植えのすぐあとのようで
水面に稲が揺れている

手前の小さな屋根は
防火水栓
防火への対策が徹底している

休耕田が蓮池になっているようで

一番美しいときに
見れてよかった

和田家の中を見学
二階の屋根裏では
養蚕の説明が
ああ
懐かしいなあ
両親の実家は東北で
やはり養蚕が盛んだった
祖母にいろいろ教えてもらった記憶がある

屋根の骨組み
結構複雑で
黒光りする棒を縛る糸が
美しく見える

入る前は
玄関のピラピラした
鳥よけテープに不安を感じたけれど

人が途切れて
出合い橋で
誰とも出会わなかった
笑い泣き

梅雨どきの旅は
星空を仰ぐチャンスに巡り合うことも
稀にしかないけれど
雨に濡れた花々も艶があり
たまぁに晴れ上がった夜空の星に
運の良さを喜ぶ
ささやかなようで
実は最大級の幸せ

今日
帰途につきます
八日間の旅もおしまい

バイバイ
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