こんにちは、ひでです。
前回の更新から2カ月半の時間が流れました。思えばえらい長い事放置していたものです。

近況としては、色々と思う所がありまして、観劇を控えたり、別のジャンルについて詳しく調べたり、即興演劇の世界を堪能したりしておりました。
演出を務める演劇ユニット「『和』-NAGOMI-プロデュース」は、無期限(少なくとも年内は)活動休止中です。

んで、最近また表現欲のようなものが首をもたげ始めたので、ブログ再開をめざそっかなーという運びになりました。

まぁ、定期的に更新できるかどうかは分かりませんが。

さて、そんな久しぶりの更新は本の話。
もちろん演劇がらみの内容なのですが。



有川浩著「シアター」2巻読了しました。
面白いのでお勧めしておきます。

超かんたんにあらすじを説明すると、「赤字劇団が300万の借金を2年で返すために頑張る青春群像劇」です。

この人の文章はライトでテンポよく読める割に、よく調べてるなーと感心する事が多く、脳内から文章を紡ぎだしているクリエイターの卵の人たちには良いお手本であると思います。

とにかく読みやすさは僕にとっては一番大事。

テーマが演劇なので、一般の層には「へー演劇ってこんな感じなんだー」が分かりやすく、僕らのような演劇ジャンキーには「おまいら、今までどんだけ無為無策で公演打って来たんだよ(主に制作面において)」を容赦なく突き付けてくれる良作です。

演劇と言うジャンルがいかに内向きであるか、非常に丁寧に描かれていると思います。
小劇場を2~3年やって、違和感を感じている層には、是非読んでほしい作品です。