アパートのエレベーターに貼り出されていたエクササイズのオープンクラス。

 

興味本位で、朝の8時に指定の場所に行ってみた。

 

すでに5分ほど過ぎているのに、まだ5人ほどしか集まっておらず、そこから更に5分ぐらいかけてぞろぞろ人が増え、最終的に15人ぐらいが集まったところで音楽が鳴り出しが始まる。

 

5割がヒジャブを被った女性で、あとの4割は中華系、で男性スタッフ2名も参加して日本人みたいな韓国人が私。

 

ガチムチのおっさんのエクササイズは初めから結構ハードで、低音鳴り響くBGMに合わせて
「パンチ!スクワット!アンド ジャンプ!キーック!!」
って容赦ない指示が飛ぶ。

 

私も日本と韓国を背負って戦ってるつもりだから、ひとつひとつ丁寧に、スクワットも膝を出さないようにとか
「私はこいつらとは一味違いますよ、先生!!」と無言のアピール。

 

 

 

15分経過したところ、何人かはダウンして座り込んだり、ヘロヘロのパンチを繰り広げる中、私と隣の中華系女性だけが何とかまだついていってた。

 

たまに交差する鋭い目つき、お互い言葉や国籍を超え、張り詰めた空気で感じる

「先に折れた方が負け」という意識。

絶対に負けられない戦いがそこにはあった。

 

 

そしてその15分後、私もその中華系女子も結局ダウンして、もう誰も立ち上がれなくなっていた。

 

 

一人元気なガチムチ鬼教師の「Stand up!!Are you ready!?」の怒号にも首を振り

「ノー!」と答えるが、変にやる気があるとこを見せたのが裏目に出て

 

「You can do it!! You can do it!!」
 

とロックオンされてしまい、私達は四つん這いで這いつくばりながら定位置まで戻っていく。

 

 

その後もヘロヘロのパンチとキックを繰り返し、一時間にも及ぶハードコアエクササイズはやっと終わりを迎えた。

最後の写真撮影では私と中華系女子がセンターの先生の両脇に座らされ、そのあとも参加したいろんな人から「一緒に写真とろ」って言われた。

 

 

多分今頃igには私の眉毛のない真っ赤な顔がいっぱい載ってるんだろうなと思うとちょっと恥ずかしい。