あっという間に4年目ですねー
てことでちょっと思ったこと、
発症してこの4年間で感じたことをまとめてみました。
前にも書きましたが
これは大人になってから発症した私の個人的な意見です
生まれつきや幼少期に発症された方は
また違った視点だと思いますし
大人になってからの発症でも人それぞれ感じ方や境遇はもちろん違うので
こういう奴もいるんだな、という程度で読んでもらえればと思います
私はこの病気になって、
色んな感情を経験しました。
誰が言い始めたのか知りませんけど
「髪は女の命」って言葉ありますよね。
それにボコボコに打ちのめされたこともあります。
しばらく気にしてました。
髪の毛がなくなったら、それはもう女性としての私じゃなくなるのか?
私は魅力がない人間なのか?って。
まぁもちろんそんなことはないって頭ではわかるんですけど、
なんというか、それまでの自分が自分を否定するんですよね。
お笑い芸人でハゲてる人のこと笑ったり、髪薄い人のこと気の毒だなって正直思ってましたし。
そういう今までの自分が、髪がない自分をほんとに苦しめました。
あー、ブーメランってこれか?っていうか。
その自分を受け入れなきゃいけない作業が一番辛かった。
自分が世界で一番みじめな女に思えました。
考えて考えて、思ったのは
私の身体のどの部分がなくなったら
私は私じゃなくなるんだろうっていう
なんだか哲学みたいなことになっちゃうかもしれないんですけど笑
楽器をひくのが好きな私が
指や腕を失ったら私じゃなくなるのか?
とか
常に動いているような仕事をしてる私が足を失って仕事ができなくなったら私じゃなくなるのか?
耳が聞こえなくなったら?
目が見えなくなったら?
乳ガンで胸を摘出したら?
事故にあって顔が変わってしまったら?
髪が全て抜け落ちてしまったら?
考えているうちに自分がなんだかわからなくなってきて、吐きそうになりました。
何日もしばらく悶々と考えて泣いて、
そしたら
急になんか
めんどくさくなってきて笑
自分が思ってた自分なんて、
あってないようなもんだったんだなー
とふと思いました。
今までは「髪がある」ってことを当たり前に思ってて、ハゲてる人と比べて自分は大丈夫とか思ったりして。
そういう外面的なことに囚われてる薄っぺらい人間だったんだなーと思い知らされました。
何でもかんでもカテゴリーに入れて考えてたっていうか
その人がどう
じゃなくて
ハゲてる◯◯さん、とか
◯◯の仕事をしてる◯◯さん
◯◯卒業の
結婚している、していない
子供がいる、いない
家庭環境
どういう友達がいるか
服がオシャレ、ダサい
国籍、年齢、セクシュアリティ、性別、障害
なんでも全部
無意識のうちにそうやってその人を何かのカテゴリーににはめて考えてきて、
その人を見るより、そういう肩書みたいなものの方に重きをおいて考えてきたのかもしれないって
気づきました。
もちろんその人を知る上で、大事なことではあるけれど、
そういうフィルターをいくつもかけて人を見てたなって
多分自分のことでさえ
そうやって見ていたから
それが一個なくなっただけで、
自分がなんだかわからなくなったんだと思います
それに気づいたとき
自分しょうもないわ…
と思いましたね
中身はぺらっぺらなのに
自意識が強すぎたんだと思います
いわゆる中2病だったのかも?笑
誰かに自分を否定されたり
今までと違う見た目になったり
出来てたことが出来なくなったりすると
人って簡単に
自分がわからなくなってしまうんですよね
それだけ脆くて弱くて
ちょっとのことでつぶれそうになります
でも、今日この日、今の自分が
100%の自分で
それ以上でも以下でもない
ただここに居るだけ
今までの私は髪があったけど
これからはない
ただそれだけ
それが良い悪いじゃなくて
その事実を受け入れて
その上で自分が何ができるか、どう生きたいか考えていくしかなくて
それだけなんだって
わかりました。
あと
どんな姿になっても
一緒に居てくれる
友達や家族がいるってこと
とてもありがたく思いました
彼ら彼女らは
別に私の髪の毛が好きなわけじゃなくて
今日ここにいる私と一緒にいたいと思ってくれている
なんというか
今まで自分は自分のがんばりで生きてるって思ってたけど
全然そんなことなかった
一人じゃ不安だし心細いし寂しい
素直に思えたり、言えるようになったし
一緒に居てくれることに感謝できるようになりました
ちなみに
病気になったことをよかったなぁ、なんて風にはもちろん思ってません
そりゃお金はかかるし面倒だし生きづらさも感じます
でも、性格が多少マシになったのはよかったかなと思います
上辺だけでヘラヘラしてた自分が、地に足ついたというか
その場がおさまればいいや、我慢すればいいやっていうのが違うなって思うようになったし
なんていうか、例えばセクハラおじさんとか、デリカシーなくてすぐ人を傷つけるような人に色々言われても笑ってやりすごしたりしなくなりました笑
はっきり言えたら言うし、言えなくても、不快だし辞めてくれっていう態度とか言葉選びできるようになったというか
まぁ図太くなったとも言うかもしれないけど笑
自分を反省したら
他人を肩書だけでしか判断しなくて
自分のアイデンティティーもそういうものでしかはかれない
そういう人が
あまりにも世の中多いことにも気づきました
私は見た目に直結する病気になったことで
この年でそういう自分の一番黒いところと向き合うしかなかったけど
この機会がなかったら
薄っぺらいまんまだったかも
まぁ要するに、私に髪があろうがなかろうが他人には関係ない
私が私を好きだったらそれでいいじゃんっていう
誰かに可哀想って言われたとして、
傷つくのは
自分が自分を可哀想って思ってる部分もあるからなんだと思うんですよね
私がもしダメな奴だとしても、
それは別に髪のせいじゃないし
そんなことを他人に判断される筋合いもない
もし嫌な奴が私を傷つけるようなこと言ってきたら喧嘩して
そんな奴とは縁切ればいいだけ
って思うし
そういう奴が誰かを傷つけてたらその人の味方になれる人間になりたい
と思います
ウィッグがめんどくさくて全部嫌になって、髪の毛欲しいわ!ってなることがないわけじゃないし
多少強がりもありますけど笑
人生で大事なことは毛の有無じゃない!
もっと他にある!
生きることって元々しんどいことだし
まぁ、あんまり思い詰めず気楽にいこう!