ヒスイ海岸にはヒスイぽい石がゴロゴロしています。

じゃあその中からどうやって見つけるか?!


代表的なヒスイの特徴として良く言われるのが、




1,白い石をまず探せ

な・ぜ・か、ヒスイは緑と言うイメージが強いのですが、ヒスイ海岸にはキツネ石をはじめとした、綺麗な緑色の石が多すぎるからです。

化かされない為に、最初のうちは、白い石にポイントを絞って探した方が見つかる確率が高いからです。


2,カクばった石を探せ

ヒスイは非常に硬いので、波に洗われてもなかなか角がとれず、そこらへんにある石ころみたいに角が取れて丸みを帯びてない事が多いからです。

なので、白くて角がある石を重点的に探していきます。


3,味の素を探せ

ヒスイの結晶と味の素のつぶつぶの感じが似ているところからきています。

白くて角があってもつぶつぶがないとヒスイでない可能性が高いからです。

※あくまでも可能性です。味の素の結晶がないヒスイもあります。


4,滑らかな石を探せ

普通の石と違いヒスイは非常に表面が滑らかでツルツルな事が多いからです。

ヒスイを手に入れたら触りごごちを比べて見て下さい、ヒスイを触り、スベスベって思ってから、これヒスイじゃないかなと思っている石を触ると、あ、ざらざらだと気づきます。

この時、どちらの石も濡れてない方がいいです。

乾いた状態で触りごごちを比べて下さい。


5,重い石を探せ

ヒスイの比重は3.0以上なので、同じような大きさのヒスイと石ころを持ち比べると明らかに重って感じるのがヒスイの特徴です。

白くて角があり味の素の結晶が見えてスベスベ、そして重いとなれば、かなりの確率でその石はヒスイです。


さて、以上5つの特徴を頭に思い描きながら、絶対ヒスイを見つけてやるぞ!

ってなりますよね。


と・こ・ろ・が、これらの特徴を頭に思い描いても実際はなかなか見つかりません。


なぜか、それは今までお話ししてきたようにヒスイ海岸には紛らわしい石が多すぎるんです。

まじに、無理ゲー感が漂います。


では、どうやって見つけているかと言うと、上記のことは一応頭の片隅に置いておきなから、シックスセンスで探します。


って……、おい、色々言っておいて最後は勘かよって思うかもしれませんが、実際に海岸に行ってもらえれば分かりますが、上記を頭に入れて探しても、条件にあった、もしくは近い石が以外に多くあるんです。

上記の基準で探して鑑定してもらうと、石英と曹長岩、ロディン岩、たぶんこの辺りの鑑定結果がでるのではないでしょうか。


石英


曹長岩

ロディン岩


じゃあ結論は……海岸の波打ち際を普通の速度でいいから歩きましょう。

天気は、晴れて太陽が出ている時がベスト。

で、基本は白ですが、緑も含めながら下を見ながら歩きます。

で、違和感の有る石があったら手に取り、重さとスベスベだけをまず見ましょう。

※この違和感とは、他の石に比べてヒスイは発色性がいいので、他の石に比べて頭一つ明るく輝いています。

これは、多少慣れが必要ではありますが、太陽が出ているとこの差がより際立つので分かりやすくなります。


で、重い、スベスベじゃんと思ったら持ち帰り落ち着いた場所で、ルーペを使って味の素があるか、鉱物ライトを使って透過するかなど精査して、これはと思う5個を持ってフォッサマグナミュージアムで鑑定してもらいましょ。

かなりの確率でヒスイと鑑定されると思いますよ。


ついでにミュージアムも見て本物のヒスイの感覚を再認識しましょう。


この繰り返しを行うと、一回の旅行で、数個は見つけられるようになると思います。


次回は、持ってると便利なヒスイ探しのアイテムを紹介します。