猫好きとはいえ、実際に猫、しかも生まれたての仔猫を育てたことなどない我々はまずは近所の動物病院に連れて行って状態とアドバイスをもらうことにする。
職業柄比較的に時間には融通が効くので、朝一に獣医さんに診てもらう。ぎゅーちーを見てもらったことがある先生なので安心といえば安心だ。保護した二匹は
茶トラ♂ 94g
灰サビ♀ 96g
であることが判明。生まれたてらしく、暖かくしてミルクをやり続ける以外できることはないらしい。
すでに、低体温対策としてペットボトル湯たんぽを、栄養補給に仔猫用ミルクを用意していたので、飲ませるときの注射器型スポイトをお願いする。
保護した以上はなんとしても助けたい!と意気込んではみたが、まずミルクは3時間に一回必要というところで躓く。曲がりなりにもこちらは社会人なので、あまり授業がない大学生の娘に夜は任せて日中は私が担当することに。この辺は、裁量労働制万歳といったところか。まずは重篤な問題がなかったことに感謝しよう。
仔猫たちの面倒をみていると、ふと獣医の先生に言われた言葉が頭をよぎる。
「仔猫は保護しても生き延びるのはなかなか難しくてね。慣れている人たちでも確率 5 割くらいだから…」
これが気を引き締めろという意味なのか、不測の事態が生じても気に病まなくてもいいという予防線だったのかはわからない。
とにかく状況が厳しいことは確かだ。しばらくは大変な状況が続くだろうが、頑張ることにしますか。