父が 生前の時の話し。

 

嫁の  おへが もの凄く

柱につかまっていないと

吹き飛ばされて しまう と・・・

 

私と妻を前に 話し始めた。

父の頭の中で、物語が先行。

 

言葉を出し抜き

入れ歯が 飛び出して 来た。

 

あんなに飛ぶとは思わず

私と妻は 笑うに笑えず

言葉を 失っていると

 

み た な ーーー

と、ちゃぶ台のそれを

おもむろに 戻した。