浜松電気鉄道中ノ町線 | ねこじゃらし・Kの懐かし処

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遠州浜松発、懐かし探しの近場のお散歩
ヤフブロ時代の過去記事

 
静岡県浜松市東区中野町
 
歴史でめぐる鉄道全路線「大井川鐡道」の雑誌に載っていたわが町の軽便鉄道の遺構の散策・・・
 
結論から言うと・・・太平洋戦争前もしくは戦争中に廃止になった路線なため、境界標すら残って無いのが現状でした・・・たぶん・・・
 
それでも何か残ってないかと・・・最近になって軽便鉄道跡標柱なんかが立てられている事が分かったんでそれを見つけるだけでもと歩いて?みました・・・殆ど車が頼りだったんですが・・・
あと、線路特有のカーブこれも見逃せません。
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先ずは、
 
「浜松電気鉄道中ノ町線」
 
中ノ町線(なかのまちせん)は、かつて浜松市内の浜松駅から馬込を経由して、中ノ町を結んでいた浜松電気鉄道(遠州電気鉄道〔現遠州鉄道〕の子会社)の鉄道路線である。
東海道の松並木の中を黒煙を上げて走り、火の粉が飛散するとして沿線住民から廃線運動が起こったりした。乗合自動車(バス)の進出に負け、1937年(昭和12年)2月14日で全線廃止された。バス路線より中ノ町線の方が運賃が安かったが、バスの方が速度があり所要時間が短かったため、利用者がバスに流れた。
                                                         (Wikipediaより)
 
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木戸町を走る中ノ町線の軌道自動車(ガソリンカー)絵葉書
 
1909年(明治42年)に大日本軌道浜松支社「中ノ町線」として開業。
1919年(大正8年)10月12日 遠州軌道に譲渡。
1921年(大正10年)8月17日 遠州軌道が遠州電気鉄道に社名変更
1925年(大正14年)4月8日 浜松軌道に譲渡
1927年(昭和2年)1月17日 浜松軌道が浜松電気鉄道に社名変更
929年(昭和4年)12月 軌道自動車登場(ガソリンカー)
937年(昭和12年)2月14日 遠州馬込 - 中ノ町間5.8kmを全線廃線
 
 
起点の浜松(板屋町)から東に中野町を目指しますが、開発された旧東海道(現国道152号線)沿いは鉄道の形跡は何も無し・・・
 
旧東海道(現県道312号)の途中、薬師町辺りの昔の松並木が残っている道の北側を走っていたようです。
 
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そして国道1号線を潜って安間川を渡れば天竜川の手前の終点の中野町です。
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実はここのみが中ノ町線軽便鉄道の碑が存在する所なんです・・・たぶん・・・
 
県道312号から右に県道314号へ入って中野町の中を・・・矢印方向へ・・・
 
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気持ちの良いカーブ手前に、先ずはこんな標柱を発見・・・中野町の中には結構いろいろなが建てられていました。町興しで頑張っているようです。
 
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「かやんば高札場跡(こうさつじょうあと)」
 
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WWW!現代の高札
 
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ここから少し行った所の角に・・・矢印の所・・・
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有りました!有りました!標柱案内板
実は一度通り過ぎた後、帰り道にカミさんが発見!
ちょうどカーブミラーの影で見えなかったです。
 
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看板によると、ここを左(北)に線路は曲がって行ったようです。
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最初はラッキョウ軽便だったんですね・・・そしてガソリンカーに・・・
 
そして軽便終点跡を目指します・・・が、最初の日はここから曲がることが分からなくそのまま真っ直ぐ県道を散策してしまい、この日にはとうとう見つけることが出来ませんでした!
 
 
そして後日、ネットなどで下調べをしてようやく終点跡へ・・・
なかなか分かり辛い住宅の裏道を入って行きます。
 
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そして、中野町自治会館にそれは立ってました。
 
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地図を見るとその辺りの道の感じ・・・引込み線があったような、そこだけ広くなった変わった形の交差点になってます。
 
 
新しい目な軽便鉄道終点跡の標柱と案内板・・・当時の遺構は何も見つからなかったですがこれだけでも古の浪漫を掻き立てられます。
 
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次もしっかり歩き?ます!
 
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中ノ町線遠州馬込駅の軌道自動車(ガソリンカー)絵葉書