マンチカンの巨大結腸症
巨大結腸症 とは
慢性化する病気で、若い雄猫に多く発症します。
大腸の大部分を占める結腸が無力になり、
腸の力で便を出す事が出来なくなるので、
ますます便がたまり、結腸が膨らみます。
症状
吐き気・嘔吐・食欲不振・脱水症状が起こり、
何日も便が出ない重度の便秘になります。
原因
先天性又は外部からの衝撃・事故や病気が原因と言われています。
マンチカンの巨大結腸症の浣腸
一通り私の説明を聞くと、では出してみましょうと、浣腸をしてもみほぐしを始めた。でも、予想通り出ない。最後の排便のあったとき、次にお腹にあったウンチの形が凸凹した形だったのが、ちょうど出口に来ている予想が当たっていて、これを出すのには時間がかかるので、にゃんを病院へあずけて欲しいと言われる。
にゃんには、『一緒に付いているから大丈夫だよ。』って言い聞かせて家を出てきたのに、嘘つきってまた思われてしまうなぁと思ったけれど、ウンチを出してもらわない事にはどうにもならない。
「絶対に無理には出しませんし、少しずつ傷付けないようにやりたいので。」と説明を受け、私が見ている前で診療室で出すのは、時間もかけられないし、やりにくいって事だなと理解し先生にお任せする事にした。
にゃんには『病院で頑張るんだよ。後で迎えに来るからね』って伝えたけれど、診療室を出てくる時にゃんの泣き叫ぶ声がいつまでも聞こえていて、また、にゃんを不安な思いにしてしまった事が悲しかった。
夕方のお迎えの時間になったので、病院へ確認の電話を入れると「もう、出ていますよ。」と受付の女性の明るい声。よかった、出たんだ。急いで病院へ。受付で話していると、直ぐに処置室の方からにゃんの鳴いている声が聞こえてきた。
診療室に呼ばれて部屋に入ると主治医がにゃんと出たウンチを入れたビニール袋を持って待っていた。以前、一度にゃんをあずけてウンチを出してもらった時は、お願いしておいたのにウンチを保管しておいてはくれなかったのに。今日は、なぜか全部保管してくれてあった。今までで一番ウンチ量が出ていたのが先生も嬉しかったのかしら(笑)。ニッコニッコに笑って「いっぱい出ましたよ~。」って。
見ると3cm~5cm位の長さのウンチが10個くらい。おそらく長さ30~40cm近くのウンチ。やはり出口のところが栓になってしまっていて、詰まっていたらしい。出口付近の固まりが出た後は、無理なく次のからは出てきてくれたそう。そして、出口付近のウンチ以外は、そんなに硬くはなっていなかったと言うことだった。
デコボコの形のモノが出口に行ったときの、崩し方を教えてもらえないかとお願いするも「これは、ほとんど感覚的なものなので、説明が難しいのですよ。」と渋い返事。それでもと食い下がると図を書いて説明はしてくれたけれど、骨盤の間に挟まれた位置にウンチが行ってしまうので、そこにくるとウンチが掴めないから骨の隙間を探すのは、確かに難しそうだ。詰まってしまう前に、もっと揉み崩す腕を上げウンチを細かくしておかないと、また同じような事になってしまう。結局、自宅で浣腸しても出ないのは、出口付近のウンチが栓になってしまうからで、栓となるウンチを作らないようになしいことには、どうにもならないって事で。てことは、現状にゃんの快便生活を作るために出来ることは、私の揉み崩しのスキルアップ、これに全てがかかっていると言ってもいいくらいな訳なのね…。
マンチカンの腸閉塞の原因
腸閉塞の原因には、異物や大量の腸管内寄生虫、腫瘍、癒着、腸重積、嵌頓ヘルニアなどがあります。イヌやネコでは、異物による腸閉塞 がもっとも多く、イヌでは特に石や玩具(ビー玉等)、トウモロコシの芯等、ネコではひも状の異物が多く見られます。
完全に腸が閉塞されているか否か、また、閉塞の起こっている部位によって、症状の現れ方や程度に違いがあります。腸閉塞の一般的な症状は、嘔吐や沈うつ、食欲不振、腹部の痛みなどですが、絞扼性腸閉塞の場合は、更に激しい腹痛やショックの症状など、より深刻な症状を示します。この絞扼性腸閉塞は血管の損傷を伴う場合で、腸管に浮腫と充血、腸壁の低酸素症と梗塞、細菌の異常増殖および毒素の蓄積が起こり、迅速に治療を行わないと敗血症性ショックで急死してしまいます。
マンチカンの腸閉塞
<腸閉塞とは>
マンチカンの腸閉塞
とは、腸に何かがつまって腸のはたらきが悪くなることをいいます。
ひどいときには、腸の内容物がまったく動かなくなり、死亡することもあります。
<症状>
嘔吐する、おなかが痛そうにする、元気や食欲がない。
腸閉塞には、腸管が完全につまっている状態と、そうでないときがあります。
少しでも腸管に隙間があれば、水分などはかろうじて通過しますが、
完全に腸管が詰まっている場合は、水の動きも止まり、体内の水分バランスがくずれ、
腎臓の障害がおこることもあります。
マンチカンの急性胃炎
症 状
急性胃炎にかかると、食べた物や胃液、粘液、などを繰り返し吐きます。吐いたものの中に血が見られることもあります。
水を飲んで嘔吐を繰り返すと、体内から水が失われて脱水症状になります。
原 因
腐敗した食べ物、毒物、毒素、異物を飲み込んで、急性胃炎になります。
植物にも、キョウチクトウ、ポインセチア、ヒヤシンス、スイセンなどのように急性胃炎の原因となる毒素をもつものがあります。
抗炎症薬(アスピリン、インドメタシン)で胃炎になることあります。
急性の伝染病も原因になります。
診断方法
胃カメラによる診断を行います。
治療方法
治療の方法は原因によって異なります。
薬を飲ませ嘔吐をおさめることもあります。
嘔吐をくりかえすと体内の水分がなくなり、脱水状態になるため、点滴を行います。脱水状態が軽いの場合は、絶食をさせて様子をみることもあります。
異物を飲み込んだ場合には、引っかかって食道を傷つける可能性がないことを確認し、その異物を吐かます。
これは、どの病状にも言えることですが、自然治癒力を高める事
は治療にも予防にも効果的です。
マンチカンの腸重積
腸重積とは
腸管の中に腸管の一部が反転してが入り込んでしまい、腸が重なりあってしまう病気です。腸閉塞に 繋がる重大な疾患です。
原因と症状
腸の異常な動きが原因で、大腸炎などの重い下痢が続いた時や腸が寄生虫に感染したときなどに起こると考えられてます。
症状は、激しい腹痛により猫はお腹をかばうような動作をし、何度も排便をしようとしますが、便が出ず、出ても水溶性の便などの異状が見られます。水を飲まなくなり脱水症状もみられます。
対処と治療法
治療は緊急の処置が必要で、まず脱水状態を軽くするための輸液を行います。その後に外科的手術で腸管をもとの状態に戻します。腸の状態に異常が無ければ腸管を元に戻しただけで処置は終了します。
腸重責の症状がみられたら、一刻も早くかかりつけの動物病院
の獣医さんの診察を受けてください。
マンチカンのリンパ球・プラズマ細胞性腸炎
リンパ球・プラズマ細胞性腸炎
リンパ球・プラズマ細胞性腸炎は猫における炎症性腸疾患で最も一般的である。腸
の粘膜固有層に過剰にリンパ球・プラズマ細胞が集積する状態と定義されている。細胞集積
(浸潤)の程度は様々で、主観的に軽度・中等度・重度に分類されている。中等度から重度の
リンパ球・プラズマ細胞性腸炎はしばしば蛋白喪失性腸症を伴う。この病態の重度の症例が
バッセンジーで報告されている。炎症部位の範囲は様々で、十二指腸から小腸および大腸に
波及する。
臨床症状
体重減少と嘔吐を伴う慢性の小腸性下痢が犬で最も多い臨床症状であるが、猫は嘔吐が最
も一般的な臨床症状である。嘔吐物にはしばしば胆汁が含まれる。猫ではしばしば毛球が含
まれる。その他の症状としては、食欲の変化、腹鳴、腹部不快感などがある。この病気の重傷
度は様々で、軽症例では間欠的な下痢から、重症例では激しい小腸性下痢、食欲不振、体重
減少が認められる。この疾患の重傷度は細胞浸潤の程度に比例すると考えられている。身体
検査所見では、正常から、腸間膜リンパ節腫大を伴う場合と伴わない場合の消化管の肥厚、
および重度の蛋白喪失性腸症がある場合には著明な体重減少、腹水、浮腫が認められる。
診断
特発性リンパ球・プラズマ細胞性腸炎の診断は、全身性の寄生虫性、感染性、膵臓性また
は構造的原因などによる慢性下痢症の除外とバイオプシーによる消化管への過剰なリンパ
球・プラズマ細胞の浸潤を証明することによって確定される。
治療
IBDの治療は一般的に、食事の変更、抗生物質および免疫抑制剤などによって行われる。
治療はこの疾患の重傷度によって左右される。軽度から中等度の消化管の炎症は食物過敏
症または食物不耐性が原因の場合と特発性小腸細菌過剰増殖の可能性が高い。
治療的食物療法試験は
①高消化性で脂肪とグルテン を制限した食事
②単一の新奇蛋白源で作られた食事
③加水分解蛋白食
などにより食物過敏症または食物不耐性があるかを明確にすることが出来る。反応は一般
的に2週間以内に認められる。
マンチカンの胃腸炎の治療と予防
【治療】
確定診断して、症状に合わせた食事療法と薬剤療法
食べ過ぎや不適切なフードなどによる胃腸炎なら、少し絶食して胃腸を休め、以後、適切な回数と量のフードを与えたり、手作り食にしたり、体に合った良質の食事に切り替える。毛球症なら、「ヘアボールコントロール」のフードに切り替えればいい。
炎症性腸疾患(IBD)と確定診断がつけば、軽症なら低アレルゲン食を与えて様子を見る。症状が治まらないなら、食事療法を続けながらステロイド剤や免疫抑制剤などを投与し、炎症(つまり、炎症性細胞の腸粘膜固有層への浸潤)を抑えていく。途中で治療をストップすると治まっていた症状がまた悪化するため、要注意である。
猫伝染性腸炎になれば、輸液を中心とした強力な支持療法および抗生剤療法を行う。初期からのインターフェロン療法は確実に救命率をアップする。
【予防】
子猫の時から適切な食事管理、健康管理とワクチン接種
胃腸にかかわる病気予防には、子猫の時から良質のフードを適切な回数で適量与え、いつも新鮮な水を飲める環境を整えることが大切である。猫は、ストレスが過食や拒食、過度の毛づくろいなどの引き金になることもある。特に多頭飼いの家庭では飼い方に気遣ってほしい。
また、猫伝染性腸炎を引き起こす猫パルボウイルスの感染予防のため、子猫の時から自然治癒力を引き上げる
ことと、定期的なワクチン接種を行うことが望ましい。
マンチカンの便秘対策
マンチカンの便秘対策
として猫を肥満にさせない、
という便秘対策があります。
肥満になると腸の周囲の神経が圧迫されて排便に
支障が出るとされています。
むやみに煮干やカルシウムの多い食事をさせないことが
便秘対策になります。
カルシウムが多いと便がかたくなり、
魚の骨が多いと消化されずに骨が便に中に残り、
排便の時に肛門を刺激し、
その痛さに猫が排便を我慢し便秘になってしまいます。
食べすぎや偏食をさせない、という食事の改善が
猫の便秘対策の重要な点です。
便秘対策の食事には、適量の食事、
水や牛乳を忘れずに与えること。
そして毎日排便・排尿の確認をすることも猫の便秘対策になります。
マンチカンの便秘
猫にも便秘の症状はあります。
人間と比べてもひどい症状の場合も多く、巨大結腸症になってしまうと、
ひどい時には1ヶ月も便通がない時もあるようです。
赤ちゃんも喋れないために便秘に気づきにくいですが、
猫の場合はそれ以上に気づきにくいため、
飼い主の方はお腹の張り具合などを良くチェック するようにしましょう。
猫は元々骨盤が広くなく、腸に溜まった便の水分だけが吸収され、
内部の便が固くなってしまう場合があります。
固まった便が増えすぎると猫は自力で排便を行うことができなくなってしまい、
胃から腸へ送られた食物が逆流し、嘔吐してしまいます。
ここまで症状がひどくなってしまうと、猫は食べ物を食べられなくなってしまい、
命にかかわりますので、獣医に診てもらわなければなりません。
