平和ほど尊いものはない | 楽しみは…里山の動物誌

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野生動物・里山・動物の解放について

相変わらず、世界中で陰惨なテロ事件が続いている。

 

イスラム教について、私は何も知らない。大学の一般教養の「宗教学」で、数時間だけ学んだ。映画「ザ・メッセージ」を見て、「コーラン」から抜き出したほんの数行を読んで、そして、教授だかラビだかも覚えていない肌の色は濃かったが日本語は上手だった「先生」が

 

かの有名な「目には目を、歯には歯を」の本来の意味は、

 

「誰かの目を傷つけてしまったなら、あなたがその人の目となって尽くしなさい。

毎日、手を引いて歩いてさしあげなさい。

誰かの歯を傷つけてしまったら、あなたがその人の歯となって尽くしなさい。

毎日、柔らかい料理を作ってさしあげなさい。」

 

という意味だ、慈愛の精神以外の何物でもないと、何度も強調されていたことを覚えている。

 

また、イスラム教では女性を差別するどころか、女性の権利を確保して、むしろ女性の地位向上にイスラム教は貢献したのだと、コーランの一説を引用して説明された。

 

若い私は素直にそれを信じた。

 

キリスト教徒の残虐さは今さら言うまでもないし、仏教徒だって褒められたものじゃない。比叡山の僧兵の例ひとつを見ても、なにが「不殺生」だ。

イスラム教だって本来は慈愛と平和の宗教なのだと、ずっと思ってきた。

 

それなのに、どうして?

 

後藤健二さん達の事件の頃、今さらながらだが、岩波文庫の「コーラン」を全巻読んでみた。最初の一文字から最後の一句まで、時間をかけて、じっくりと。

ここで感想を述べることはあえて控えるけれど、・・・イスラム教に対する考え方ががらりと変わってしまったのは否めない。

 

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「コーラン(クルアーン)」では、エデンの楽園(アドン、天国)を形容して、頭上にはおいしい果物がたわわに実った枝が広がり、足元には清らかな泉水がこんこんと流れ、寝台に座ればたおやjかな乙女たちが側にはべり、という風景が繰り返し述べられる。

(乙女たち=はべる目的のために特別に新しく創られた天上の女たち。地上の女のように両親から生まれた女ではない。コーランには地上の女性はエデンに入れないと明記こそされていないもの、入れるとの記述もどこにもなかった。またエデンに地上の女性がいる描写もなかった)

 

 

ふりかえって、わが身の周りを見回せば

 

小さな泉

 

自宅の井戸からいくらでも飲み水を得られ、小さな泉もあり、すぐそばにはホタル舞う川が滔々と流れている。

泉の周辺には柿や柚子や桃やぐみの木があり、季節になれば食べ放題(正確には、動物達は食べ放題、運良く残れば人間も少々、だけど・・・笑)。

家に入って寝台に横たわれば、猫達がわらわらと添い寝に集まり・・・

 

ぐみの実

 

柿

 

(ただの田舎という説もありますが・・・最寄りのスーパーまで27km・・・爆笑 )

 

今の時代の日本に生まれたことを感謝。

テロが無くなりますように。

犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします(人種/宗教に関係無く)。

 

 

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