今夜は早仕舞いにするつもりだったけれど、映画つながりでもうひとつ、書きたいことがあったんだ
昨夜、観てきました。
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
メリル・ストリープ、大好き
『マンマ・ミーア』 のはじけたママも素敵だし、闘う女といえば 『激流』 も。
これから観るひともいるでしょうから、いろいろは書かないけれど、印象的だったシーンをひとつだけね。
年老いて、現実と幻覚の狭間をさまようようになったマーガレットは、娘のすすめでしぶしぶ病院へ行く。
医者が問う。
眠れていますか?
食べられますか?
ご主人の遺品整理を始められたそうですね?
つらくないですか、今、どんなお気持ちですか?
彼女は医者の目を見つめ返す。
「近頃はみんなそうなのね。
考えることより、感じることが大事みたい。
どんなお気持ち? なんて気持ち悪いこと」
小さく肩をすくめて、
「大切なのは、考えることよ。
考えが言葉となり、
言葉が行動となり、
行動が習慣となり、
習慣が運命(さだめ)になる。
考えることが、人格をつくるのよ」
暗い中でメモを取り出して書き留めたので、
言い回しや語尾は正確ではないけれど、
そういうこと。
近頃、考えること、感じること、
そしてそれを言葉にすること について、
いつになく真剣に “考えて” いるので、ね。
この映画、公開中にもう一度観に行きたい。
オススメ です