昨日放映された三谷幸喜のオリエンタル急行殺人事件に
「あっちゃー」となってしまった人。
→好きだからこそ、あえて正直に感想を書くのだ
お口に直しにもってこい。
朝日新聞の書評で絶賛されていて
「褒めすぎるとハードル上がるよ～」と思いつつ
買おうと思ったら、売り切れ。
2週間待って、手に入れて、
読み始めたら、唸ってしまった。
これは、すごい。
若竹さんの代表作になるな、と。
もちろん、好みがあるので
すべての人が
スゴイと思うハズはないが、
この作品の良さは
あらゆるミステリーファンが、評価するだろう。
日本のミステリーでは
軽やかさが、なんといっても難しい。
本格推理になるとなおさら。
それを若竹さんは
現代を舞台に、腑に落ちる謎の提示
ホラーの要素もあり、
最初から最後までしっかりしたスト―リーで
グイグイひっぱる展開。
250頁を残したところで
【ああ、まだ半分も残っていてよかった～！！！
この楽しさに、あと200頁、浸っていられる】
と思わせてくれました。
アガサ・クリスティが好きなら
オリエント急行殺人事件の映画（シドニー・ルメット監督）の
あのすばらしい演出に酔った人なら
「さよならの手口」
ぜひ、読んでください。
※ちなみに
映画「オリエント急行殺人事件」は、今回のドラマをみてしまった人も
昔一度観ている人も、
DVDでぜひ、観てください。
結末がわかっていても、ああ、面白い。
「名作は、やはり名作なのですよぉ～」（ポアロ風）
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