アラブの春、アルジェリアの報道で思うこと | 谷根千の旅猫

谷根千の旅猫

谷根千の活動を生かし、イベントなどをプロデュース開始。2017年10月と2018年5月に台湾で雑貨市を開催しました。根津在住。
世界23カ国を旅して、台湾、メキシコ、トルコ、イギリス、ベトナムの情報もアップ中です。
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■2010年エジプトに行きました。

遺跡にはあまり興味がなかったのですが
ナイル河を船で旅するツアーに参加。

紀元前の遺跡の素晴らしさに圧倒されました。

けれど、気になったのが
土産店のやる気のなさ。

紀元前に、ピラミッドを建設して以来、
観光で食べてきた国

といっても過言ではないのですから
普通はやり手で面白い営業マンがいるものなのに。

だから、丁々発止のやりとりや、おしゃべりはできず。

ツマラナカッタ。

一方、イスラム寺院近くで祭りがあり
1000人以上の、老若男女が広場に敷物を広げて
賑やかに、おしゃべりしていました。

私たちはあまり、近づいたら悪いかなと思っていたのに
子供の投げたボールが
私のあたまにぶつかってしまい
周りが一気に笑いに包まれ
みんなが話しかけてきました。

しまいにはギャル5人が一緒に写真をとってくれ
ということに。お菓子をくれる人や自分たちの敷物に
座れという人もいました。

本当は明るい、おしゃべりな民族なんだろうなと
わっかって、ホッとしたものです。

革命は起こったものの、まだ政情は安定していません。


■2004年はチュニジアに行きました。

2004年、私たちは楽しく旅行をしていたのですが
なんだか街の人が元気なく
暖かな気候、豊富な食料、美しい国と自然
理由がわかりませんでした。

知り合いから紹介された、NGOの方から「ベン=アリの完全独裁政権」の
実情を聞き、やっと納得。

政治批判をする、

それを警察に告げ口した人は報酬をもらえる。

そして、批判をした人は、足にGPSをつけられて
外出を制限されるのでした。


そういえば、私服警官もそこら中にいました。
万が一、逮捕されれば学校にもいけない

仕事にもつけなくなるそう。

NGOの方の家で、話をしていたのですが、

盗聴されているので
あまり詳しく話せないんですーと言われました。

日本人が自分の家のテラスから

写真を撮っていただけで、

すぐに警察がやってきたそうです。


アラブの春は、

2012年2月
この国で仕事につけない若者の
燃身自殺から始まりました。


アラブに本当の春がくることを

願わずにいられません。


そして、また、2つの国を訪ねたいな。


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