■2010年エジプトに行きました。
遺跡にはあまり興味がなかったのですが
ナイル河を船で旅するツアーに参加。
紀元前の遺跡の素晴らしさに圧倒されました。
けれど、気になったのが
土産店のやる気のなさ。
紀元前に、ピラミッドを建設して以来、
観光で食べてきた国
といっても過言ではないのですから
普通はやり手で面白い営業マンがいるものなのに。
だから、丁々発止のやりとりや、おしゃべりはできず。
ツマラナカッタ。
一方、イスラム寺院近くで祭りがあり
1000人以上の、老若男女が広場に敷物を広げて
賑やかに、おしゃべりしていました。
私たちはあまり、近づいたら悪いかなと思っていたのに
子供の投げたボールが
私のあたまにぶつかってしまい
周りが一気に笑いに包まれ
みんなが話しかけてきました。
しまいにはギャル5人が一緒に写真をとってくれ
ということに。お菓子をくれる人や自分たちの敷物に
座れという人もいました。
本当は明るい、おしゃべりな民族なんだろうなと
わっかって、ホッとしたものです。
革命は起こったものの、まだ政情は安定していません。
■2004年はチュニジアに行きました。
2004年、私たちは楽しく旅行をしていたのですが
なんだか街の人が元気なく
暖かな気候、豊富な食料、美しい国と自然
理由がわかりませんでした。
知り合いから紹介された、NGOの方から「ベン=アリの完全独裁政権」の
実情を聞き、やっと納得。
政治批判をする、
それを警察に告げ口した人は報酬をもらえる。
そして、批判をした人は、足にGPSをつけられて
外出を制限されるのでした。
そういえば、私服警官もそこら中にいました。
万が一、逮捕されれば学校にもいけない
仕事にもつけなくなるそう。
NGOの方の家で、話をしていたのですが、
盗聴されているので
あまり詳しく話せないんですーと言われました。
日本人が自分の家のテラスから
写真を撮っていただけで、
すぐに警察がやってきたそうです。
アラブの春は、
2012年2月
この国で仕事につけない若者の
燃身自殺から始まりました。
アラブに本当の春がくることを
願わずにいられません。
そして、また、2つの国を訪ねたいな。
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