見習い死神が猫になる日

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「見習い死神が猫になる日」

春がそこまで来ていたある日

人が便利と利益を求めすぎて

自然のバランスはくずれはじめた時

一つの卵が生まれました

卵はフワフワ地上をさまよい

海沿いの建物の上で止まりました

原子力発電所

卵は放射能を吸い始め

中は「恐れ」でいっぱいになりました

そして地上が揺れた時

建物は壊れ

高く舞い上がった卵は割れて

中から「恐れ」が降り注ぎました

「恐れ」に憑かれた人は恐怖で動けなくなりました

それを嬉しそうに死神は見ていました

「いいぞ、早く死んでしまうのだ」

しかし・・・

助け合う人も多く、苛立った死神は

腰の巾着から灰をとり出し

「悪の声、皆に降り注げ」と叫び天に撒きました

人々の耳に「放射能は怖いぞ、閉めだせ」

そんな声が響きました

人はその声のまま閉じ込めてしまいました

閉じ込められた動物は繋がれにげることができません

どんどん息絶えていきました

あまりの忙しさに見習いの死神も借り出されました

しかし、あまりの忙しさに森で休んでしまいました

すると、女の子とお母さんの声が聞こえてきました

「みぃは死んだの?迎えに行けないの?」

「みぃは死んだし、行くことも出来ないの」

でも女の子は泣きだし声はどんどん大きくなりました

「みぃは待ってるよ、生きているよ」

その涙は憑いていた「恐れ」も溶かし

見習い死神の胸にも突き刺さりました

「痛い、やめてくれ!」

見習い死神は巾着から灰をとり出し投げました

「みぃは生きてるよ待っているよ、さぁ行こう」

二人の耳にささやきが届きました

駆け出した二人を見つめる

見習い死神の目から涙があふれてきました

そして遠くから声が

「ありがとう生きていてくれて」

声は風になり見習い死神を包みました

「なんて温かいんだ」

見習い死神は大きく深呼吸をして

「天の声、皆に降り注げ」

巾着を投げました

中から灰は広く地上に降り注ぎ

「生きてるよ待っているよ、一緒に逃げよう」

「ご飯を運ぼう」「家族だよ、さぁ~」

たくさんの声がこだましました

そしてその声は死神にも届きました

「誰だ邪魔をするのは!」

怒りで翼は大きく広がりすぐに見習い死神の元へたどり着きました

「何をしている!」

長い杖で見習い死神の尾を叩くと尾はぐしゃっと曲がり

見習うい死神は曲がったを抱きしめて言いました

「僕はこの痛みを知りたい、人間を信じてみたい、時間をください

そいて・・・猫に・・・」

「愚かな人間を信じるというのか、わかった時間をやろう

春まで恐れから人間がはなれることが出来たなら生かしてやろう」

そう言って首輪を投げ見習い死神の首にすっぽりはまると

1匹の猫になりました

あれから月日は流れ夏

辺りは動物の死臭が漂っていた

それでも生きよう生きたいと

たくさんの動物がさまよっていた

そして飼い主を待っていた

猫になった見習い死神汚れ空腹で

時々倒れそうになったが

時折現れる人の笑顔が大好きだった

「僕は大丈夫、この子を助けて」

ご飯をもらっては逃げる

そう・・知っていたのです

人が多くを助けられない事

閉じ込められた命は多く

人の思いはまだ足りていなかった

恐れは人の心を閉じ込めた

 

「僕は信じてる人の思いを、だから頑張って、負けないで

流した涙の数より救われた命は多いよ

そして僕は見ている命が尽きるその時まで」

 

 

あとがき

幸せを呼ぶカギ尻尾猫に願いを込めて

震災の夏に書いた話

進まない保護活動

あれから8年

置きざれにされた悲しい命

それを忘れてはいけない

愛護法改正の年、まだ人は

ペットを物と思う姿が見える

救いたい命、でもあまりに悲しい命が多い

悲しい命を減らすことですくわれる命があることを

知ってほしい

https://www.youtube.com/embed/YlbPzXi28dc

 

 

 

 

311を忘れない為に

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何jも出来ない自分がいて
「なぜ?なぜ?」と怒っていたあの頃
人の愚かさに残酷な現状悲しみに
耐えきれなくなっていたあの頃
逃げだした自分がいた

それでも伝えていきたい
生きようとした命
助けようとした、そしていている人の思い

そしてこれからも自分の出来ること
見つけていきたい

皆さんも思い出して、辛いけど
放射能の悲しみを



かりゆし58のアルバムに収録されている曲で前に作った動画

https://youtu.be/TJkTzLIgDUA

障害を持ちながら野良猫生活
殺処分寸前で保護されて
愛猫を亡くした、私の元に来た
三輪車のように、3本でも何処でも行ける
そしてクルクル回る車輪は
みんなの輪になって行く
だから名前は「輪(りん)りゃん」


そのりんちゃんの病気に向き合って、そして病気に向き合ってる人に聞いてもらいたいです

ステキな歌詞はこちら
「ノーグッパイ

ああでもない こうでもないとか誰かが言う

でも人生は誰のもの?

ああしなさい こうしなさいとか誰かが言う

でも人生は誰のもの?

結局他人まかせの答えにしがみついてみても

本当の自分に嘘はつけないよな

知らない間に作っていた外っつらの「自分らしさ」

仮面の下で息苦しさを必死で堪えてきたけど

ノーグッパイ無くさない等身大の自分を今日も

最大限に生きるんだ 誰かの真似じゃなくて

ノーグッパイ「飾らない自分」長い道を裸足のまま走る

チクタク蓄積されていく時間 また昨日が増えていく

必要も不必要もごちゃ混ぜで また昨日が増えていく

道草食ってお腹いっぱいで動けなくなったら

何にもしないで寝転んでみればいい

心配や失敗を積み上げて さらにもっと高い場所へ

手にする「答え」出会うのはまだ先の先だから

ノーグッパイ終わらない一生涯続くストーリー

凱旋門をくぐるんだ 最高の今を生きるんだ

ノーグッパイ「飾らない自分」長い道を裸足のままで走る

泣き出したい気分の時は きっと泣くべきタイミング

笑いたい気分の時は きっと笑うべきタイミング

無理しないで意地を張らないで自分を苛めない

サボりたい気分の時は きっとサボるべきタイミング

ノーグッパイ 無くさない等身大の自分を今日も

最大限に生きるんだ 誰かの真似じゃなくて

ノーグッパイ「飾らない自分」長い道を裸足のままで走る

ありのままのぼくを 本物の自分を裸足のままで走る

ありのままのぼくを 本物の自分を裸足のままで走る

裸足のまま走る走る

ありのままの僕を 本物の自分を裸足のままで走る


ゆりかごの森

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「ゆりかごの森」

 

虹の国の草原の片隅に大きな石があります

その横にある大きなタンポポは

地上の陽をたくさん浴びて

フワフワとわたぼうしに変わり

虹の国の猫達を地上に運んだりします

でも陽が欠ける日食の頃

タンポポはしぼんでしまいます

そんな日の夕暮れには

大きな石の上に猫神様が座っているのです

ため息をつきながら

ため息はシャボンのように膨らんではパチンと割れて消えていきます

そしてすっかり陽が沈んだ頃

最後のため息がボオーッと火に変わり猫神様の杖の上で灯りをともしました

「さて行くか」

立ち上がり振り返ってぴょんと跳ねると

灯りに引っ張られるように

草原の奥の森に吸い込まれて行きました

森の中の小屋の前で灯りは消えました

それと同時に小屋の扉が開き

猫神様は小屋の中へと入って行きました

中では大きな壺がガタガタと揺れていました

「またこんなに・・・」

覗きこむ中には欠けた青いビー玉のようなものがたくさん入っていました

猫神様は杖を壺の中に入れてかき混ぜだしました

欠けた玉はゴツンゴツンとお互い削られ小さな丸い玉になっていきました

「こんなに小さくなったのか・・・」

悲しそうに見つめながら一つ一つ優しく拭きとってカゴに入れていきました

半分くらい入れ終わった頃

「ん?誰じゃ」

「猫神様、僕だよ」

「シリカか、ここには来てはいけないと言ったじゃろ」

「でもね、でもね」

「困ったもんじゃ、なんでお前は記憶が消えなかったのかの・・・」

「シリカ・チョプって名前が満月って意味だからかな?」

「満月か、虹の国と地上を繋ぐ不思議な力があるせいか・・・

それにお前もここから生まれたからなぁ・・・でも辛くないかい?覚えていること」

「猫神様、僕ねここで小さな青い玉だった頃は苦しかったけどその後出会えたから」

「だがのぅ、ここの青い玉は愛がもらえず、虹の国へ羽ばたけなかった命、地上に降ろしても

傷つき小さくなったこの命は短い、ここすら戻って来れるかもわからん・・・」

「大丈夫、僕手伝うよ、僕は消えそうなくらい小さくなっても出会えたんだから」

「そうじゃの、じゃ手伝ってもらうかのぅ」

「うん、任して」

猫神様とシカリは残りの青い玉をカゴに入れて小屋の外に出ていきました

そして高く伸びた木々の中央に猫神様は立ち杖を地面に突き立てました

すると猫神様は、しゅ~と枝先まで伸びました

良く見ると、枝にはたくさんのゆりかごが下がっていました

「ゆっくりおやすみ」

そこにそっと青い玉を置いていきました

全てを入れ終わり猫神様は歌いだした

「ねんねんころりよ~おやすみよ

怖いことはないもない

ねんねんころりよ~おやすみよ

今日のオヤツはなんだろな

ねんねんころりよ~おやすみよ

楽しいオモチャはなんだろな

ねんねんころりよ~おやすみよ

優しいひざでおやすみよ~」

するとゆりかごは、ゆらゆら揺れて青い玉はころころ転がり

青い玉は転がる度に赤い玉に変わっていきました

「猫神様、風が出てきたよ」

「おぉ、そうか」

猫神様は、しゅ~と元の姿に戻り今度は

大きく息を吸い込みました

横でシリカも真似をして大きく息を吸い込みました

ぷわぁ~

吸い込んだ息は吐き出され木々を大きく揺らして赤く変わった玉を高く吹き飛ばした

「さぁ行くんだ、天使の羽を手に入れて虹の国に帰って来るんじゃ」

「待ってるからね、きっと大丈夫」

「ふう~疲れたわい」

猫神様はどすっと腰をおろしました

「なぁシリカよ、人間は愚かじゃの、欠けた命の多いこと・・・」

「うん、僕も何度も酷い目にあった、でも全てじゃないよ」

「ああぁ・・・」

「虹の国にはたくさんの幸せの思い出でいっぱいだよ」

「お前も楽しい記憶だけの方が幸せなのに」

「僕ね、見ていたんだ、僕を愛してくれた人を」

「そうかぁ、さぁ帰るか」

「うん」

その時、シリカの耳が揺れた

風が懐かしい声を運んできた

「おい!どうした、大丈夫か?」

シリカはクスっと笑ってつぶやいた

「父さん・・また・・・」

「シリカどうした?」

「なんでもないよ、ただねまた家族がふえそうだよ」

 

あとがき

病気や虐待、遺棄人に愛されず死を迎えてしまう命

人の勝手で多くの命が増えては消えて

悲しい事件が多いです

前に書いた話ですが

悲しい事件を見

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6309146

愛しい出来事

https://www.neko-jirushi.com/diary/185438/

 

思い出しながら新しく書きかえました

多くの命が愛され愛の羽で虹の国に行けることを願っています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虹の橋のホットミルク

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虹の橋の猫カフェはもうご存知ですか?

https://ameblo.jp/nekogmi/entry-12430653537.html

 

虹の国の猫と共に暮らしたペットを繋ぐ癒しの猫カフェ

そこには不思議な「ホットミルク」があるのです

今日は少しそのお話をしますね

 

「虹の橋のホットミルク」

地上で三匹の猫がボール遊びに夢中になっていました

「待ってよ~」

追いかけたそのボールが部屋の扉にコツンと当たった

「?」

「どうしたの?」

「そう言えば前にさぁ、ここに空色した猫ドアが現れたよね」

「あぁクロ兄から電話があって・・・」

「ねぇモコちゃんも向こうにいるんだよね」

「どうしてるのかな?」

「きっと、フワフワになっているよ」

「何いってるの、モコちゃんはモコモコ」

そう言って大笑いしていました

でも急に黙ってしまいました

そしてドアのまわりをウロウロし始め

「また、呼んでくれないのかな?楽しかったよね」

そこへ、猫じゃらしを咥えて兄さん猫の銀が現れました

「何やっているんだ」

「猫カフェの話、ここにあったよね」

「あぁ、また行けるといいな、それよりお腹空いた、ご飯まだかな」

「もう、兄ちゃんはそればっか」

「じゃっ、行く?」「おぅ!」

四匹はおもちゃも置きっぱなしにして走って行きました

そんな様子を遠くから見ている猫がいました

末猫のカプ

「クロ兄・・あの写真の大きな犬?怖そうだな、モコちゃん・・・何処にいるのかな・・・」

末猫はクロ兄と呼ばれる犬のことを知りません

モコちゃんという犬にもお別れしたばかりで

居なくなるということが解りませんでした

カプ自身、なぜここにいるのかも解りませんでした

「みんな仲いいなぁ、僕はこの家にいるけど知らないことばかり・・・」

カプはなんだか寂しくなってモコちゃんのいたクッションに丸くなって

そのまま寝てしまいました

その夜、懐かしい匂いで目が覚めました

「カプ、カプ、起きてよ」

「誰?・・・モコちゃん?何処に行っていたの?」

カプは跳ね起きて周りを見渡しました

でも誰もいません

「カプちゃん僕の体はもうお家には戻れないんだよでもいつでも側にいるよ」

「いるの?姿がみたいよ、僕さみしいんだ」

「なぜ?」

「僕は何も知らない、ここにいていいのかもわからない」

「そっかぁ、僕らは飼い主の愛だけで繋がった家族だもんな」

「家族?」

「家族だよ、体が見えなくなってもね、そうだ明日の朝にドアの前に行ってごらん」

「ドア?」

「そうみんなが集まっていたドアの前だよ」

「うん、あれ?モコちゃん・・・」

懐かしい匂いは消えてもう声もしなくなっていました

朝が来て陽が昇る頃

カプはみんなに気づかれないようにそっとドアの前に行きじっとドアを見つめました

すると小さな空色の猫ドアが現れました

ビックリして慌てるカプは思わず尻尾をピーンと伸ばして身構えてしまいました

「シャー」

「あたた・・このドア大きくならないのかしら?あらら怖がらないで」

メイド服を着た猫が空色の猫ドアをくぐって出てきました

「えっと・・・こちらでよかったんですよね、カプ様ご注文のホットミルクです」

「えっ?ホットミルク?」

「はい、モコ様から注文がありましてお届けに来たのですよ、では失礼します」

ミルクを置いて猫は帰って行きました

「ミルク?」

甘いおしそうな匂いに誘われペロっと舐めてみました

「なんて優しい味なんだ、懐かしい、温かい」

カプは一気に飲みほしてしまいました

すると、たくさんの思い出が頭の中に入ってきました

「何?これ?・・・クロ兄、みんな小さい・・・これはあの人の思い出・・・あの人・・・」

「どうだい?」

「モコちゃん?」

「僕らはみんなあの人の愛で繋がった家族というもの、兄弟さ、あの人はママだよ」

「ママ?」

「そうママ、僕らのママ、だから怖くない、君は独りじゃない

一緒においで!虹の橋の猫カフェへ思い出話をしようよ」

その言葉と共にホットミルクの入ったカップも消えてしまいました

「なんだか騒がしいな、何してる新人」

「おはよう!銀兄」

「えっ?」

「一緒に朝ご飯食べよう、銀兄」

「あぁ・・カプ・・・なんか変だな・・・まっいいかぁ、じゃ競争だ」

二匹は仲良く駆け出しました

 

それから数日が過ぎて電話が鳴りました

そしてそこからはあのメイド服の声が聞こえてきました

「こちら虹の橋の猫カフェです、モコ様クロ様がお待ちです」

 

 

**あとがき**

血の繋がらない命であっても家族

虹の橋の猫カフェのホットミルクは飼い主の愛で温められています

全ての思い出が溶け込んで家族の絆を繋ぎます

そんな不思議なことがあることはここだけの秘密ですよ

ねっモコちゃん

https://www.neko-jirushi.com/diary/173572/