まだ、この◯◯◯◯話続けんのかよ……ってお声が聞こえそーぅ。
_:(´ཀ`」 ∠):
あなたの、◯◯◯◯見えてます。の後日談的な?そんなものにてございまする。
 
 
好き嫌いが別れるネタやもしれませぬが、ついつい思い付いたゆえにこそりと。
なんでも桶ー☆なお方さまはどうぞなまぬるーぅくお付き合いをばお願いしまっす。
 
 
 
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愛しい恋人にいきなり謝られた。
それも、ずべしゃぁぁっ!と効果音高らかに土下座スタイルでもって。
…………まったくもって意味がわからない。
だって、そうだろう?
キョーコに唐突に目覚めた不可思議能力によっての体当たり的な夜によって、多少順序が狂ったとは言え……その後に実戦を含む口説き脅しにてやっとこさ長い長い片想いに終止符を打てたばかりなかわいい恋人。
職業柄少しばかり他人の目を気にしないといけないとはいえ、やっとなんの躊躇いもなく愛を囁き触れ合えるようになった!!そんな愛しい彼女から遠く離れた異国の地に飛ばされること5日間。仕事ならばしょうがないとは分かっていても、なんの拷問だと出国前から蓮がどれほど嘆いたことか……
そんな試練の5日間と距離に時差を乗り越えてマネージャーの顔が若干真っ青に染まるみたいな可能な限りのスピーディな移動でもってようやっと蓮が辿り着いたのが、愛しい恋人が待ってくれている自宅なのだった。
ここまで来たのだから、もう我慢の必要なんてない筈!出迎えてくれたキョーコをまっしぐらな勢いで抱き締めて、その甘い香りを肺に吸い込みかわいいつむじにキスを繰り返し落として……と、そんなところで、お家に帰ったらまずは手洗いうがいです!インフルエンザが流行りだしてるんですから!!なんて怒られて。
でも、そんな起こるキョーコもかわいいなんて鼻の下を伸ばしていた筈で。
その後はとりあえず、リビングのソファーへと移動して腕の中に閉じ込めた恥ずかしがり屋の恋人の赤く染まる頬を愛でていた……なのに、である。
 
 
 
いや、ここで無駄に硬直してなどいれるものか?
 
 
 
蓮が待ちに待った恋人との甘い逢瀬の時間なのだ、こんな事で無駄に時間を過ごせようものか。
キョーコの予測不能なとんでも突飛行動などもはや蓮にとってはある意味では慣れたものだ。
床に引かれたラグの上で深々と頭を下げながら「ごめんなさい」を繰り返しているキョーコの細い身体をヒョイッと腕に掬い上げて。
膝の上に横座りにその身体を捕まえた蓮は、何が「ごめんなさい」なのか恋人の口を割らせるべくキュラリッとした笑顔を浮かべてみせたのだった。
「キョーコ、何がごめんなさいなのかな?」
甘く聞こえる低い声が優しく尋ねる。
なのだが、蓮のかわいい恋人は怯えるみたいにぷるぷると身を震わせる。
その小動物みたいな仕草は……実に蓮の加虐心を煽るかのように男としてのポイントを刺激するのだが、ここでガッツいてせっかく手に入れた純情な恋人に引かれでもすれば目もあてられないと、蓮は必死に大人な顔をしてみせながらも優しくキョーコの答えを待ってみせるのだった。
「ごめんなさい!あの……あの、実は……」
もぞもぞ、ちらりっと。それはもう愛らしい仕草でもって恥ずかしげに蓮の目の高さよりちょい上あたりへと視線を投げながらキョーコは蓮へと謝りながら告げたのだった。
今朝から生理になってしまったのだと。
………………。
いや、うん。時差だとか国際電話の通話料だとかその他諸々を乗り越えて、それでもせめてキョーコの声が聞きたいとかけていた電話で、蓮が帰国する日に泊まりに来て欲しいと繰り返し強請って約束してもらったのは事実で。
世に抱かれたい男だなんて謳われる敦賀蓮といおうと……所詮は恋を叶えたばかりなまだ歳若い成人男性。それも、愛しいキョーコとの夜の甘い肌と体温を覚えたばかりの。
本音をぶちまけると、恋人と肌を重ねる甘い夜のあれやこれやな破廉恥な期待が無かったとは口が裂けても言えやしないくらいに飢えたあり様。
女性特有のデリケートなサイクルで「できない」と告げられて、一瞬だけ無言になってしまった蓮を誰が責められようか……
チラッチラッと、そんな蓮の黒髪の上へと繰り返し紅茶色の大きな瞳を向けるキョーコ。
その瞳には蓮がもう隠さなくていいのかと開き直ったキョーコへの欲情っぷりがゲージでもってはっきりくっきりと見えてしまっているのだろう。
「あの……その……私……」
やっぱり今夜は帰ります。なんて恋人のかわいらしい唇から紡がれようとしている続きの言葉を予想してしまった蓮。慌てて、ただ抱きしめて眠るだけでいいから帰らないでとキョーコが弱いあの捨て犬な表情でもって願おうと蓮がした、その時だった。
「……お手伝い……しましょうか?」
もじもじと……頬を真っ赤に染め上げたキョーコは、実に蓮の予想外な言葉をこぼしたのだった。
羞恥に潤んだ紅茶色の瞳は、女のそれで。
手伝いのその恋人からの言葉に……愛らしい唇から滑らかな曲線を描く胸もと、ほっそりとしなやかな腕と白い手へと、つい視線を這わせゴクリと生唾を飲んでしまっていた男。
純情乙女だったキョーコの口から飛び出たある意味での誘いの言葉だ。その唇や胸や手でもって「お手伝い」してもらう淫らな期待と妄想が膨らむのも仕方がないじゃないかっ!!
と、ぐらりも蓮の体温が上がるかのようではあったが……
「そんなことより、キョーコが辛かったりはしてない?」
個人差もあるが、体調などによっては痛む事もあるのだと思い出した蓮。
キョーコへとかける声と、ゆるりとシャツの上からキョーコの腹部へと暖めるように乗せられた手には破廉恥な気配は微塵もなくて。
急に冷えたりしない限り滅多に傷んだりはしないので大丈夫だと答えつつも、それでも、ちらりとうかがうみたいに蓮の頭上へと向かう恋人の瞳。
きっとキョーコが言うところの如何わしいピンク色がなみなみと満たされているのが見えてしまっているのだろう。
「でも……」
と、本当にしなくていいのかと迷うような不安を浮かべる恋人の表情。
一線を越えた後ながらも初々しい恋人のらしくないまでの積極的なまでのそんな素振りに、蓮はふとキョーコの不安に思い至る。
タラシだコマシだと言って蓮を隠れ遊び人認定していたキョーコ。それも、蓮の欲求不満っぷりが目に見えてしまっているのだ。
もしかしたら、蓮の欲求に答えられなかったら他の誰かと欲求不満を解消するとでも思われたのか?と。
あり得ない。キョーコが目を開けていられないくらいにキュラッキュラでグッサグサな輝く笑顔でもって蓮は堂々と高らかに恋人へと訴える。
したくない訳はないのだけれどキョーコが居てくれるだけで満たされるからと、キョーコと出来なくても浮気とか絶対に有り得ないからと、繰り返し繰り返し。どれだけキョーコに焦がれてきたと思っているのかと……
それはもう十分にわかりましたからっ!と真っ赤な頬でキョーコからストップを願われる程に甘ったるくもノンストップオンステージなまでに訴えた蓮。
それでも、ついついとばかりにときおり頭の上へと向かう愛しい紅茶色の瞳に、愛しいキョーコを手に入れるきっかけになってくれたとはいえ……だ。
こんな時の隠し事の出来なさっぷりに少しばかり苦笑してしまいながらも、蓮は恋人の甘い唇へと軽くキスを落とすと、口にしたのだった。
 
 
 
「どうせなら、ムラムラだけじゃなくって……俺がどれだけキョーコを愛してるかってラブゲージも見せたいくらいだ。」
 
 
 
 
 
 
まぁ……そんなもの見えなくても、だ。
はっきりきっぱり思い知ってもらえるくらいに、これからずっと言葉と行動で示せば良いんだよね?
どうせもうこの家に通ってくれてるキョーコがマスコミのカメラに撮られるのも時間の問題だろうから、遠慮なく……
などと、悪く企んでみせながらも。
 
 
 
 
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お終いまで書き終わってあっぷまでした後で気が付きたしたとのことですよ。
蓮くんがキョコちゃんに見せたいのは、ムラムラよりも寧ろラブっぷりであろうと!←あたりまえだろうに
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、
 
 
 
 
壁|д')……と、まぁこのお話で何が言いたかったのかというとですね
もう隠さなくていいやって蓮くんが開き直ったムラムラでも、時によっては多少困ることだってあるかもね?ってのと
生理中なのにいたそうとする男は蹴っ飛ばせ!ってことですね☆
 
 
いまいちおもしろみも甘さも薄い。そんな書いてる猫木以外の誰が楽しいんだ?ものにて、ごめんなさいでしたとさ。
_(:3 」∠)_

 

↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。

 
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