シリアス書けないスランプ真っ最中、猫木めにてございます。
あー!もぅ、なんか書けない。書いても書いても気に入らなねぇ!!
_:(´ཀ`」 ∠):
そんなときは、気分転換に別のものへの現実逃避な逃避行☆そんな創作に向かないダメ人間ですとも。←すくえない


 
さーて、そんなやたらとタイトルの長い長過ぎる!な今宵のこれ!
何故か猫木めがオタク系な友人と
「ラノベ系タイトルの付け方の流行の傾向とその意図する狙い」
な、感じの話題で盛り上がったりしてる時に思い付いたものを書き散らかしてみたりなものだったりしやす。やたらと長文化してたみたいですね?ラノベタイトル。なんで、いつも以上にめったやたらとタイトル伸ばしてみやした。ラノベ系、詳しくないんですけど……



思い付いて、書きたくなって、書いたはいいけど…………長くてくどいし猫木以外の誰ぞが楽しいのやら?と、思わず悩む。
そんなただのアホ話でっす!そう、つまり我が家のいつも通りでっす!!
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、

 
 
 
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「おはようございます、魔王様。さぁ、張り切って共に人類を滅ぼしましょう!!」
 
 

 
高らかに朝の始まりを告げる声。そのはつらつとした愛らしい声と裏腹な物騒極まりないような内容。
いや、まぁ。現在地が人類サイドから見れば悪の親玉の根城な魔王城の最奥地である魔王の王座の間な観点から見れば、そう可笑しくもないのかもしれない?
だが、Let's根絶やし!!と、グッと手を握ってやる気(殺る気かもしれない)をみせているのは、見上げるほどの巨大なドラゴンなんかが闊歩しちゃってるこの魔王城においてはちんまりとしたサイズ。とんがり帽子と真っ黒ローブに箒と典型的までの魔女スタイルの……どうみても人間の女の子なのだ。
そう、人間である。ツノも牙も尻尾も鱗もナッシングな、どう考えたって人類サイドな筈な彼女。
だが、彼女は魔王が座する玉座へと向かい膝をつき高らかに宣言するのだ。
「さぁ、どうぞわたくしめの生贄に!このキョーコ、怨み晴らす為にならば魂をも喜んで捧げましょうとも!!」
 
 
 
 
 
…………ちょっと待ってくれである。
この魔女っ子はなんでそんな全力で生贄志願?
そもそもが、だ。
俺って、別に生贄とか求めたことないよね?である。
微弱な魔力しか持って生まれぬ人間の中ではレアなジョブの魔女の魂とはいえだ、魂なんて捧げられてもどうしろと言うのか?
だが、このまま放置しようものならば、なんかもう今すぐにでも勝手に胸を短剣なんかで突いてしまいかねないような気迫の魔女っ子を前に、一方的に絶賛捧げられ側な魔王様は真っ黒立派なツノの生えた黒髪の頭を抱えてしまいたくなっているのだ。
眉は下がりきってるし、唇は引き攣って正に困惑の禍根真っ只中である。
なのに、当の魔女っ子はといえば
「やはり、魔王様の魔術の触媒となるには怨嗟と苦痛で満たされ染められた魂でないといけませんか?このキョーコ、立派な生贄となる為ならばどのような苦痛や拷問でもどんと来いであります!それで、首をはねますか?首から生き血を啜られますか?それとも、内側に鋭利な刃がびっしり付いた鳥籠でも吊り下げてその下でジワジワと生き血を浴びられますか!?」
ノリノリである。もう、最後のそれに至っては生贄うんぬんとはまた違った方向へと猟奇的で血生臭いまでに。
玉座に座るは腐っても魔王。魔力に富んだ魔物や魔族の中でも一番に力のある者。
とりわけ、現在の魔王であるレンは神の寵児かのような整った美貌に歴代の魔王達の中でも抜きん出た力の持ち主。
それこそ、魔女のひとりやふたりデコピンひとつでチリと変えられてしまう程の。
「あの、あのさ……キョーコちゃ…」
「わたくしめのような生贄なぞのことは、どうぞキョーコとお呼び下さいませ。」
恐る恐るなレンからの呼びかけへ、いっそお前やそこのとでも言っていただけましたら!なーんて、さぁどうぞご指示を!な魔王からの命令受け入れ態勢万全でいるキョーコ。
ぶかっとした黒のローブで多少緩和されているが細身なキョーコの大きな紅茶色の瞳に浮かぶのはギラギラとした怨みの色。
魔王は吐き出しそうになるため息を奥歯でなんとか噛み殺す。盛大にため息なんぞ吐き出した日には、魔王様にダメ息を吐かれた!とどこをどう曲解暴走したものか自ら拷問器具の制作でも始めかねないからだ。
さて、どうしたものか?
今日はどうやってこの魔女っ子の生贄計画を阻止したものか……レンがそう頭を悩ませていると
きゅろろろろろろろろ
と、軽やかな音が石造りの広いこの部屋に鳴り響いた。
音の発生源へと眼をやれば、恥ずかしそうに身を縮めたキョーコが真っ赤な顔で自分の腹を抑えている。
「あ……あー、とりあえず朝食にしよう。キョーコ、適当になにか作ってくれるか?」
レンがにっこりと微笑んでそう提案してみれば
「はっ!健全な魂は健全な肉体に宿る。よりよい触媒となれる生贄となる為には健康的な食事も必要だと、そう言う事ですね!鳥だって牛だってヘンゼルとグレーテルだって、食べる為にはある程度太らせますもの!!」
さすがは魔王様!などと、レンの要求を斜めに曲解したらしきキョーコはお任せ下さいませ!頭を下げると即座に魔王城の調理場へと向かおうとする。が、数歩歩いたのちに振り替えるとおずおずとレンへと告げるのだった。
「あの、魔王様の文のご朝食をお作りしたら……召し上がってくださいますか?」
ジッとレンを見上げる、まだ頬に赤みの残った魔女っ子の上目遣い。
まるで小動物のようなその瞳に、ズキュンと胸を撃ち抜かれたかのような錯覚まで覚えてしまうレン。
思わず駆け寄ってぎゅぅっとしてしまいそうな腕を玉座の肘置きに抑えつけながら、レンが頷いてみせると
「力の限りにめいいっぱい、ご用意させていただきます!!」
なんてぱぁっと輝く笑顔で嬉しそうに敬礼してみせるキョーコ。
パタパタと走り去る張り切った魔女っ子の後ろ姿に、キョーコの料理の腕は知っていながらも、だ。いやそんなに張り切きらなくても……たくさんは、俺には、あのちょっと……と、父親と正反対な自分の胃の内容量に不安を抱くレン。
ふと気がつくと、いつから覗いていたのか柱の影からひょっこりと自称魔王のお兄ちゃんな眼鏡の側近のレンを揶揄って遊ぼうとする時のあのたちの悪い笑い顔を発見して、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべつつも……だ。
とりあえず、朝食が出来るまでのほんの僅かなひと時とはいえ、あの復讐の為に生き急ぐかのようにあの魔女っ子の意識を生贄まっしぐらから反らせたと安堵する魔王。
 
 
 

 
レンには生贄となりたいのだと言うキョーコの望みを叶えてやるつもりなぞ、これっぽっちな毛頭たりと無いのだ。
何故ならば、歴代の魔王たちの中でも抜きん出た力を持ち神をも恐れぬこの魔王が密かに胸に抱いた願い、それがキョーコの願いと相対するような正反対にあるのだから。
 
 
 
 


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因みに、ラノベ表紙なイメージをするのならばタイトルフォントは可愛めでレタリングデザインなんかで「我が」が小さな吹き出しに入れられたりとか魔女っ子な文字にちょこんととんがり帽子乗せられたりとかするかと。←どーでもいい

 

タイトル長すぎてアプリやらの表示にきちんと最後まで出るのか不明な割に、前編とかついちゃってて前に上がったやつなのか新しくあがったやつなのか……ややこしいかもしれないこちら☆←?
どうぞご安心を。←???
 
 
中編後編は、明日明後日な同時間あっぷな予定だったりしますのよ?たぶん。
ほんと、ラブいちゃも甘くもなんともないの、誰が楽しいか不明なものにて……なんでも桶ーな方のみおひとつお付き合いをば、どうかと?
_(:3」z)_←すらんぷちゅぅ
 
 
 

↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。

 


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