綺麗なプラチナブロンドのひと束が、ふわりと揺らめくその動きさえ計算され尽くしたみたいに絵になるその秀麗にして華麗な男。
『敦賀蓮』の大人の余裕に満ちたノーブルなイメージを覆すようにぷくっと頬さえ膨らませて、あんなに逢瀬を待ち焦がれたかわいいかわいいそれこそ蓮以外の誰の目にも触れないようにどこかに隠してしまい込んでしまいたいくらいな彼の恋人から、顔をそっぽを向けていた。




「やだ。それ……この世のものとは思えないような味がしそう。」
ぷいっとぷくっと、それこそ社でもこの場に居ればその顔を真っ正面からマジマジと眺めようとするだろう程に、彼らしくなく駄々を捏ねてそう言い張る蓮。
「こ、これはあの時みたいに味は二の次滋養強壮特化なスタミナジュースじゃありませんからっ!林檎と蜂蜜でちゃんと飲みやすく美味しくなってる筈です!!」
絶対に蓮に飲んでもらうのだとそう訴える紅茶色の瞳をして、キョーコはグイッと蓮の眼前にグラスを差し出す。
今までの、蓮のこのかわいい恋人と離れ離れな潤い不足生活を思えば過去に彼女に騙されたとさえ思えたあの凄まじいマーブル色の一度で何粒もなスタミナジュースだとて嬉々として飲み干せそうな気もするが……そんな事は綺麗に隠しこんだままで顔を横に背けたまま、チラッと視線だけキョーコの手の中のグラスに投げてつぶやいてみせる。
「キョーコちゃんが飲ませてくれるなら……飲む。」
彼がキョーコにしか見せない、彼女のハートをキュン殺するおつもりみたいなかわいらしい顔で。
「え……と、じゃぁストローを…」
そう言ってキッチンへと向かおうとするキョーコ。だが
「ストローはダメだよ。キョーコちゃんにゲリラコンボが発動してこぼしちゃったら大変だろ?」
と、やけにキラッと煌めく似非っぽい笑顔で告げてうかうかと蓮のすぐそばにまで近づいてくれていたキョーコの腰を左の腕でちゃっかりと引き寄せ捕獲して
「ね?キョーコちゃん……飲ませて?」
キョーコが夜の帝王と呼ぶ色香を纏わせて、すぅっと思わせぶりにキョーコの唇を指でなぞって、グラスからでなくその唇から飲ませてくれと艶かしいような視線で強請ってみせた。
ゔにゅっ!と、見事に顔じゅうを真っ赤に染めたキョーコはきょときょろと視線を彷徨わせるが……………敦賀蓮の大人真摯っぷりをどこかにペイッと放り出したらしい彼女の恋人が、実はときに子供っぽくも頑固でこうなればテコでも思う通りにする気でしかないのだと知ってしまっていたキョーコ。まるでその不思議な翠色の瞳に魅入られて操られるように、コクリと喉を鳴らして少し震える手でグラスを自らの口に運んで緑色のそのスムージーをひと口くちに含むと、ぎゅっと目を瞑って恐る恐るに蓮の唇へとそっとくちづける。
滅多にない恥ずかしがり屋な恋人からのキスに蓮の顔も蕩けてしまうのだけど……彼のウブな恋人は唇を押し当てたは良いが、そこからどうすればよいかわからずにぴきょっと硬直してしまったらしい。
そんなかわいい恋人の腰をソファーに座った蓮の足の間に膝をついてしまうくらいに近く抱き寄せて、ぐるぐると困り果てているらしいキョーコの唇に舌を侵入させて甘い彼女の舌と咥内から林檎の酸味と蜂蜜の甘味が微かにする野菜ジュースを奪い取る。
そうやって、キョーコの咥内からすっかりと野菜ジュースのかけらさえなくなっても絡め取った甘い恋人を逃さずに蹂躙するのだった。
「……ん、んっ……はぁっ」
かわいい恋人の赤く染まった頬と潤んだ瞳にうっとりと見上げた蓮。
「甘くて美味しい……ね、もっとちょうだい?」
などと、ぬけぬけと次のひと口を願ってみせた。




「っ……ふっ……んぅ…」
くちゅ……と、背骨にぞくりとクるような生々しいくちづけの音がてんてんとリビングに落ちる。
動かすとキョーコに咎められるからと膝の上にあるギブスに固定された右手がうずうずと疼く。
鼻に抜けたかわいい声をこぼす愛しい恋人の甘い舌を絡め取りながら、左の手のひらと指をキョーコの腰からキュッとゆるやかなカーブを描く双丘のはじまりなんて危ういところでゆるゆると遊ばせていた蓮。このまま欲望のままにその痩身を抱き締めてどうしようもなく蓮の欲を煽るみたいなそのかわいいヒップを揉みしだけたら……どんなに幸せだろうか、なんて叶わぬ事を頭に思い描きながらもチラッとソファーの前のローテーブルの上の繰り返しキョーコからのくちづけを強請ってからになってしまっていたグラスに目をやる。
キョーコちゃんからの口移しなんてそんな嬉しいシチュエーションなら、例えあの時のこの世のものとは思えないようなマウさのジュースだろうといくらでも飲めそうなんだけど……おかわりってあるのかな?なんて蓮が考えてしまっていたその時。
ようやっと彼女の許容出来るほどの栄養素とカロリーを摂取させる事が出来たと、ふにゃりと力の抜けたみたいにやわらかな身体を蓮にもたれさせて満足げにしていたキョーコは、そのかわいらしい唇から蓮を硬直させるような言葉を告げたのだ。



「次は……お風呂の準備させていただきますね?」




てれてれと……どうしようもなくかわいい顔で。
蓮のシャツのボタンへと指先を這わせながら。





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いちゃいちゃさせるの楽しーぃ!
。+゚ヽ(*´Д`*)ノ゚+。*☆★
読んでる方が楽しいかどうかは知らなーい!←それも、どうかと。


次回、蓮くんびっくりドッキリ♡お風呂回……だと、いいね?
サービスサービスゥ!?←サービスになるとは限らない。
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、


↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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