うそつきいじわるだいきらい。の続きなものだと思われます。

(・Д・)ノ

 

 

駄目駄目ヘタ蓮さん視点、はじめました。→ごめんねゆるしてあいしてる。

 

 

 

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何が起こったのかわからない。
まるで、嵐みたいだった
全てを……そう、総てを吹き飛ばし巻き込むようなほどの凄まじく強烈な。
 
 
 

強い力でふり仰ぐようにされた次の瞬間、何に囚われていた。
両目を覆う大きな手のひらよりも、ずっと熱いなにかがただでさえ苦しかった呼吸を妨げる。
驚いてビクッと跳ねた肩も、覆いかぶさる何を押しやろうとした手も、それをはるかに上回る強さで抑えつけられて身動きも出来ない。
角度を変えては押し付けられて、下唇に少しだけ冷たくて硬い何かにかしっと噛み付かれて……唇を塞ぐそれが、コーンの唇と歯だと気付く。
ぞわりと背筋に震えが走った。
なに?なんで?……やめて…こわい
逃げようと首を振るけど、何処にも逃げ場など残されてなくて……
いや……ど、して…嫌……コーン
 
 
 
助けを求めるように混乱する脳裏に浮かんでしまったのは…………別れを告げた筈の深い黒い瞳をしたひと
 
 
…………つるがさん
 
 
 
強く瞑った瞼の奥、眼球が熱くて涙が止まらない。
 
 
 
 
 
 
急に、拘束するようだった腕が緩む。
そっと、両目を覆っていた手が離されて、ずっと閉じていた瞼の向こうに眩しい光と私を解放した彼が覗き込んでいる気配を感じる。
苦しかった喉に吸い込まれた空気が、ひゅっと嫌な音をさせる。
「キョーコちゃん……目をあけて、俺を見て?」
低い声と一緒に伸ばされた指。頬に触れたその熱さに、さっきの出来事を思い出してビクンと震えが走る……けど、促すみたいに頬の涙を拭う優しいコーンの手つきに肩から力が抜けた。
ぎゅーと瞼を降ろしたままで左右に首を振る。
「……キョーコちゃん?」
私を呼ぶコーンの声も涙を拭って睫毛を擽る指も、目を開けてと強請っているみたいだったけどでも
「ゃ…コォン、見られたら…消えちゃう…って……いや」
私が呼んだから来てくれた優しい妖精。
こんな街中の、彼らの世界とは違い過ぎるところに来てくれたのに……せっかくまた会えたのに
コーンが居なくなってしまうのが嫌で、イヤイヤとかぶりを振る。
小さく息を飲むような音と少しの沈黙のあとで優しく私の名前を呼んだコーンの手が、私の手を取ってコーンの頬に沿わさせた。
 
 
 
「大丈夫、消えたりしない。ここに居るから………目を、開けて?」
 
 
 
手のひらに触れる、なめらかであたたかな肌。
真摯に、願う低い声に乞われるままに瞼を開けて
 
 

 
 
 
「…………な…んで?」
 
 
 
 
震える喉からこぼれ落ちた声。
瞼を開いた先、滲む視界に映ったのは
 
 
 
 
 
黒い髪と……黒い瞳
 
 
 
 
 
 
 
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そろそろこの話を終わりたいなと思うのに
けど、ここで切らないとどこで切っていいのかわからないから切っちゃう。



思ったように書けない………
なんだろ、すらんぷ?いや、元からか。
(´Д` )
 
 
 

次回
妖精詐欺師の釈明会見☆←嘘です。
 
 
 

↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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