限定での出来事。
久遠くんのなんだかねっとり捕食。
↓美味しく頂かれた後となります。
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キョーコは、ふわふわゆらゆらと揺れている感覚を覚えて意識が覚醒しはじめる。
ぱちりと目を開ければ飛び込んできたのは、ご機嫌な様子の鼻唄に合わせて動く喉仏。
「へ?…………ひゃぁ!!」
シーツにくるくるとくるまれて横抱きに抱えられて運ばれていたキョーコ。
「ん?危ないよ?」
まざまざと甦る爛れた記憶にじたじたと暴れだすキョーコをしっかりと抱え直しながらにっこりと笑う。
その神々しいまでの笑顔を向ける男によって先ほどまで翻 弄された破廉恥な行いがぐるぐると頭を駆け巡り、キョーコの顔が羞恥で真っ赤に染まる。
「は、ははは離してっ!」
「なんで?」
「なんでって………もう、ランプに帰るぅぅぅ。」
パニックから穴があったら入りたいような心境になってしまったキョーコが目に涙を浮かべてそう言うと、久遠の笑顔がどこか胡散臭いようなモノへと変わる。
「へぇ?キョーコは、まだ願いも叶え終わってないのに帰っちゃうような中途半端なランプの魔人なんだ?」
「え?……だって、願い叶え終わって」
「ないよ?」
キョーコの零す言葉じりを遮ってより深く笑う。
「ないよ?まだ堪能も満足もしてないもん。」
「ななななんでぇ?だって、あんなっ!」
キョーコが思わず悲鳴のように言うと久遠の笑みが色悪に染まる。
「んー?だってキョーコ、見ちゃだめ…そこはもうやだ…そんなことできない…とかばっかりで、ちっとも堪能も満足もできてないよ?」
「にゃ!?………ひにゃーーー!!」
もはや言葉もないキョーコが奇声をあげて逃げようと身をよじるのを、その力強い腕でしっかりと抱え込んで悪い顔を隠しもせずに言う。
「まだまだ元気みたいだから、うちに帰ったらがんばろうね?………満足するまで堪能。」
「ひぃ!!」
脅えてぴしっとかたまったキョーコを抱いた久遠は再び鼻唄まじりに歩き出す。
(満足するまで堪能ね………満足なんてするのかな?俺。………まぁ、満足する頃までに俺から離れられなくなってもらえるようにしてしまえばいいか。…………とりあえず、3つ目のお願いは保険においておこう。)
そんなことを考え唇の笑みを更に深めた久遠の腰紐には、ちゃっかりと古ぼけたピンクのランプが繋がれてゆれていた。
終わっとけ。
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表→ストレートに求婚。
裏→既成事実と言いくるめ。
って、感じで考えてたんだけど………
両方、拉致っとる。ⅠⅠⅠ(O▽O)
まぁ、いっか。
楽しかったから、ねっとり久遠くん書くの。( ´ ▽ ` )ノ