ん?あれ?むぅ?んーーー!?
なんか、おかしくない?
どうしてこうなってしまったの!?
最上キョーコ、決めたのです。
敦賀蓮の食育をしてしまいましょう!!と。(教育対象なので敬称なしです。)
尊敬する大先輩。
仕事に関することには、厳しく妥協を許さずにプロフェッショナル。
なのに!敦賀さんの食生活は壊滅的な程に杜撰なのです。
私たちのお仕事は身体が資本なのに。
食事は3食きちっとバランス良くが基本なのに、霞でも食べてる仙人にでもなったかのように。
たかが後輩に過ぎない私が、いくら口を酸っぱくして栄養補助食品は“補助”であってメインにしていい物ではないと言ってもサプリメントだけでは生きていけませんと言っても、目を離すと元の木網な杜撰っぷりに戻りやがりなさる食生活。
社さんに頼まれたり、自主的に押し掛けて食事作りなどしてきたけど………
きっと、そのうちあの先輩のお家のキッチンは私と違う女の子だけの場所になるのだろう。
大切な存在は作れないーーーそう言っていたひと。
彼の闇が薄れたのを感じる。
きっと……ずっと胸に秘めていた恋を手に入れるのだろう。
だから………手のかかる後輩でしかない私は、彼のそばから離れないといけない。
そのための食育なのだ。
離れても、きっとずっと私の胸に居座るのだろう彼。
祝福も出来ない不義理な地獄行きの恋心。
叶わぬ想い人の事を心配して、想って胸を痛めるなんてことは減らしてしまいたいじゃない?
のはずなのに!なんで?どうして?
私はただ、いくらお説教を重ねても弱ったような困ったようなでもどこか嬉しげに笑って誤魔化すだけで、目の届かないとこではちっとも自主的にお食事をなさらない敦賀さんの食育に、好物とか好みの味付けとかそんな『食事の楽しみ』的なものを持っていただこうと思っただけなのにぃぃぃぃ!!
どうしてこうなってしまったのか………
箸を持つ私の手が震えていた。
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寝不足の頭にふと浮かんだ、なんか変な思い付きのままにポチポチと。
後編は………あるのかな?(´Д` )?
書くならたぶん、蓮さん視点かな?