ちゅーもしてないのに限定な人としてそれはどーなんだろう?って………プロポーズin楽屋。
って、お話を経た………蛇足的おまけです。
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目の前はチカチカと点滅する光の渦。
隣には微笑む美の集大成みたいな男。
後ろにはぴっかぴかの………金屏風。
私、最上キョーコ。
結婚会見の最中ですが、後悔しています。
「京子さんは、俺が追いかけて追いかけてやっと捕まえた大事なひとなんです。」とか「もう彼女がいないと生きていけないくらい溺れ切ってます。」とか、でろでろに甘いことを全開笑顔でうっとりとのたまってらっしゃる隣の夫となるひと。
まぁ、それはいい。
いや、彼の敦賀蓮としてのイメージを守るには良くないかもしれないが……どうせ、とめることなど出来ないし。
『プロポーズはどちらから?』
「もちろん、俺からです。」
『京子さん、プロポーズの言葉を教えていただけますか?』
話の矛先がこちらに向けられて……
思わず困惑。後、フリーズした。
『あの………京子さん?』
ビシリっと固まってしまった私の様子に目の前の報道陣がいかぶしむ。
「あぁ、たくさんプロポーズしましたからねぇ……」
『敦賀さん!?たくさんということは、何度か京子さんにプロポーズを?』
「はい。彼女に了承してもらえるまで何度も何度も。」
(抱かれたい男No.1の敦賀蓮がプロポーズを断られてた!?)な、報道陣の驚愕の様子など気にも留めない彼はさらに暴走を続ける。
「もう、彼女に逃げられる不安に耐えきれなくて法的に俺に縛り付けてしまいたくて………了承してくれるまで懇願して拝み倒して跪きました。最終的に彼女がうなずいてくれた時のは、俺を幸せして?って言葉ですね。我慢の限界だったので………身体でいうこと聞いてもらいました。」
暴走男が爆弾を投下した。
一拍置いて一斉に私へと注がれる無数の目。
「っつ!!ーーーーーーー」
(なに?なになんなの!?何プレイ!?こんなことなら、薔薇の花束持ってメルヘンプロポーズされた時にうなずいとくんだった!!)
私は、逃げ出すことも出来ずに真っ赤に染まった顔を両手で隠しながらそう後悔するしかなかった。
敦賀蓮と名乗ってる俺です。
(あっ………失敗した。)
と、そう思ったんだ。
真っ赤になって恥じらうキョーコを見て。
やっとキョーコを捕まえたと会見で惚気に惚気て彼女は俺のもの自慢をして、これで馬の骨牽制も出来たと満足してたんだ。
でも………やり過ぎた。
キョーコのご機嫌が悪くなる………のは、まぁいい。彼女になら怒られるのさえ好きだ。
ただ………その真っ赤になって顔を隠して恥じらいに恥じらっている様子。………そんな姿、俺以外に見せちゃダメだろ!!
それは、思わず自分の腕の中に囲って守りたくなるような庇護欲と一時の欲ではなく長く自分のそばに置くために組み敷いてなかせたくなるような嗜:虐心を煽る………つまり、男を本気にさせるには十分なそれだった。
(しまった………プロポーズの言葉はふたりだけの秘密です。とでも誤魔化してしまえば良かった)
これから、『敦賀蓮を跪かせた女』として注目を集めるだろう彼女とその彼女に群がる馬の骨を思って俺はそう後悔していた。
おしまいだよー。