皆さま~
こにゃにゃちは~
寝ても、寝ても眠いんですよね~(笑)
さてさて…
それでは小説の続きをどうじょ~
ホミン小説「Devil 80」
瞳をあけると…不思議と頭痛は消えて…スッキリとしていて…
フッと横を見ると…
僕の手を握りながらユノ常務が眠っていて…
かなり眠ってしまったようで…
窓の外に目をやると…まだ夜が明ける前で…空には微かに星が見える…
ユノ常務に毛布をかけて僕はゆっくり起き上がり…
キッチンの花瓶に挿してあるカスミ草に吸い寄せられるように近づき…
そっと…カスミ草に触れる…
「キレイ…」
更に手を伸ばしてカスミ草に触れると…
カスミ草の花が一つ…ポロ…っとこぼれ落ちて僕の手のひらに転げ落ちた…
手のひらの上のカスミ草に目をやると…
不思議な事に…カスミ草がゆっくり溶けだして…手のひらの上で光る水滴になり…
その水滴が僕の手のひらにスーっと入りこみ消えていく…
「え!?な、なに!?」
驚き手のひらを見つめた瞬間に…
身体中を熱い何かが走り巡り…
僕の頭の中に…一気に飛び込んで来る記憶…
黒い羽も…契約も…掟も…
そして甘い口づけと…愛し合った日々…
そして…僕の為に消滅を選んだ悪魔…
記憶の中の黒いスーツを着た男がゆっくり振り返る…
その男は……
「…ユ…ノ……」
僕は振り返り眠るユノ常務に目をやる…
「…ユ…ノ……ユ…ノ……」
僕の為に…僕の記憶を消すように神に頼んだ事も…
たくさん、たくさん愛し合った事も…
みんな…みんな…思い出した…
僕の瞳から涙がポロポロ溢れだす…
ユノ…ユノ…忘れていてごめん…
ユノにばかり辛い思いさせてごめん…
「…ユノ!!」
僕の声で目を覚ましたユノに僕は泣きながら飛び付き…
「ユノ、ユノ、ごめん…ごめん…
忘れていて…ごめん…ユノ…会いたかったよユノ…」
泣きじゃくる僕の顔をユノが覗きこみながら…
「チャンミン…お前…思い出したのか?
俺の事…思い出したのか?」
泣きながら頷く僕を抱きしめながら…
ユノも泣いた…
つづく…
神様がくれたカスミ草でチャンミン思い出した~(。´Д⊂)ヨカッタ