ホミン時代小説32 | 東方神起大好き!にゃみあんのブログ

東方神起大好き!にゃみあんのブログ

チャミペンですが、ユノも大好き!とにかく東方神起が大好き!なんです!!

皆さま~
ホミン時代小説の
続きです~






ホミンが苦手な方は
スルーしてくださいませ~
























ホミン時代小説「花よりも君32」

会えるはずもないのに…
僕は宮中の皇子様のもとに走り出していた…


「ユノ様が捕らえられるなんて…
ダメ…ダメだよ…
悪いのは僕なのに…


涙で前が見えなくなる…


僕は何度も転びそうになりながら
皇子様の元に向かっていた…


再び転びそうになった僕を
誰かが支えてくれて…
僕は驚いて振り向いた…


「あっ…ドンへ様!!」


ドンへ様が僕を見つめて…


「チャンミン…大丈夫か!?
そんなに急いで何処へ行くんだ!?
まさか…


「はい!!…皇子様の元に…
ユノ様は悪くないのに捕まるなんて…
僕のせいなんです!!


ドンへ様が僕の肩を掴み…


「いきなり行っても皇子には会えない…
それに…そなたが行っても…
なんの解決にもならんぞ…


僕は首を振りながら…


「ユノ様は悪くないんです…
罰っせられるなら僕です…


「気持ちはわかるが…
そなた達の関係を暴露する事になる…
申し訳ないが…
誤解が解けても…ユノの立場が悪くなる…


僕は涙を拭いながら…


「僕達の関係は言いません…
ただ…ユノ様を救いたいのです…
僕が代わりに牢獄に行きます…
ドンへ様…お願いします!!
皇子様に会わせるようにしてください!!
お願いします!!


ドンへ様は少し考えてから…


「…わかった…
そのかわり…そなたの命の保証は…できないぞ…
よいか…!?



「はい!!」






…………………
……………
…そして宮中…




「何!?…ドンへが…
ユノの世話係を連れてきた?


「はい…皇子様…
お目通ししたいとかで…どうされます…
追い返しましょうか?



「…うむ…よい!!…通せ!!…」


………………
…………

「チャンミン…皇子がお目通しを承諾された…
俺が出来るのは…ここまでだ…
後は…そなたに任せたぞ…



「はい!!…ありがとうございます…」



僕はドンへ様に頭を下げて
護衛官に連れられ…
皇子様の元へてと案内された…



僕は頭を下げたまま部屋の入り口で
膝まずいて…


「お、皇子様…突然のご無礼…
大変申し訳ございません…
わたくし…ユノ様の世話係をしております…
シム・チャンミンと申します…


「ユノの世話係りが何用だ!!…申してみよ!!」


僕は緊張して回らぬ舌で…


「はい…あの…その…」


「なんだ!!…はっきり申せ!!」


「あ、は、はい!!…」


僕は顔を上げで皇子様を真っ直ぐに見つめて…


「ユノ様を…ユノ様を解放してください!!
ユノ様は…何一つ悪くありません!!
悪いのは…僕なんです!!
皇子様…お願いします…ユノ様を助けてください…


「なんだと…」


皇子様は暫く沈黙した後…


「人払いだ!!
シム・チャンミンと話がしたい…


止める護衛達を部屋から出して
皇子様が僕を見据える…


「そなた…何ゆえユノをかばう…」


僕は首を振りながら…


「かばっておりませぬ…
僕が…僕が…僕のせいで…
ユノ様の縁談を破談させてしまったのです…
ユノ様に落ち度は…何一つありません…


「そなたが…破談の原因だと…
そなた何をしたのだ!!


「申し訳ありません…
詳しくは…言えませんが…
僕を罰っしてください…
罪人は…僕なのです…皇子様…
ユノ様を…助けてくださいませ…


涙が僕の頬を濡らす…

堪えようとしても涙が止まらなくて…

ユノ様を助けたいのに…
皇子様に…上手く言えなくて…
神様…助けてください…


「皇子様…どうか…お願いします…
僕は…どうなっても構いません…
お願いします…ユノ様を助けてください…
お願いします…お願いします…


気が付くと…
泣きじゃくる僕の目の前まで
皇子様が近付いていて…
皇子様が僕の顎に手を添えて顔を上に持ち上げた…


「皇子…様…?」


「ユノも…理由が言えぬと申していた…
そなたを見て…やっとわかった…
そなたか…そなたが原因なのだな…
そうか…そなたが…


「皇子様…?」


皇子様が僕を見つめて…


「ユノと…特別な関係なのか!?」


「ち、違います!!
特別な関係等ではありません!!


「違うと申すか…違うなら…
ユノの前で…試しても構わぬな…


「えっ…」


「ユノの前で…たとえ抱いても…構わぬな…


「えっ…そ、そんな…」


「なんだ…都合が悪いのか?」


僕はうつ向いて…
唇を噛み締めながら…


「か…構いません…」っと返事をした…


「誰か!!…ユノを呼べ!!…」


皇子様の声が部屋に響いた…





つづく…






皇子…
気が付いた気配…
(((((゜゜;)

チャンミン…
まさか…皇子に…

ユノ様…どうなるの?
(((((゜゜;)




画像はお借りしました。
ありがとうございました。