ホミン時代小説の続きです~
ホミンが苦手な方はスルーしてくださいませ~

ホミン時代小説「花よりも君15」

俺はチャンミンを抱きしめて…
「大丈夫だったか?
本当に…悪かった…
チャンミンに…おとりなどさせて…」
チャンミンは首を振って
「いえ、大丈夫です!!
ユノ様、僕、聞き出しました!!
次の奉仕の日時と場所、聞きました!!」
「誠か!?」
「はい!!次の奉仕日は…
あれから4日程経ちましたから…
3日後の丑三つ時入りに
東野塔の花の間だそうです!!」
俺はチャンミンの肩を掴み…
「チャンミン…よく聞き出してくれた…
すまぬ…ありがとう…」
チャンミンははにかむように微笑んだ…
しかし…すぐに微笑みは消え…
「ユノ様……次の奉仕日に……
僕は指名されるようです……」
「……パク氏が…そう言ったのか!?」
チャンミンが泣きそうな顔で…
「……はい……パク様に……言われました…」
俺は不安な表情のチャンミンの
頭を優しく撫でて…
「心配するな…現場に踏み込んで…
そなた達を救いだす……」
チャンミンは俺を見上げながら
「はい…」っと返事をして…
俺の唇に自分の唇を寄せてきた…
「チャンミン…?」
「不安でした……ずっと…ずっと…
不安でした…あなた様に逢いたくて…
恋い焦がれる乙女のように…
あなた様の事ばかり考えておりました…」
チャンミン…
ずっと不安だったのだな…
可愛そうに…
愛しいチャンミン…
俺はチャンミンを抱き寄せながら…
「チャンミン…私も…そなたに
逢いたかった…
私も…そなたの事ばかり考えていた…」
「ユノ様……」
俺達は再び唇を寄せあう…
俺は…かすかに開いた
チャンミンの唇から
舌を差し入れた…
一瞬…チャンミンの肩が
ビクッと揺れたが
次第にチャンミンも
遠慮がちに…
俺の舌の動きに舌を合わせだした…
「……ユノ…様…」
俺は布団にチャンミンを
静かに押し倒し…
更に激しく舌を絡めた…
「うぅん…」
チャンミンの吐息に
歯止めがきかなくなりそうで…
俺はチャンミンを見つめた…
チャンミンは俺を見上げながら…
「ユノ…様…、僕は…誰の物にも
なりたくありません…
あなた様以外の物に…
なりたくなんて…ありません…」
「チャンミン…私も…
そなたを…他の奴に触れさせる事など
考えられぬ……
他の誰にも…渡したりしない…」
「ぁぁ…ユノ様…」
俺はチャンミンを抱き寄せながら
布団の上に横たわった…
チャンミンが俺の胸元に
頬を寄せながら…
「全てが終わりましたら……
ユノ様…僕を…あなた様の物に…
してください…」
「チャンミン…」
「お願いします…」
俺はチャンミンを強く引き寄せ…
「愛してる…チャンミン…」
そして…俺達は…また、何度も
口づけを交わした…
ドンドンドン!!
扉を叩く音にハッとする…
「ユノ!ユノ!
そろそろヤバイぞ!!」
扉の向こうからドンへが
小声で叫んでいる…
俺はチャンミンを
一度…ギュっと抱きしめた…
チャンミンの頬に手を置いて…
「チャンミン…今少しの辛抱だ…
待っていてくれ…
必ず…救いだす…
そなたの運命を変えてやる…」
チャンミンは微笑んで
「はい…」っと返事をした…
俺は後ろ髪引かれる思いで
部屋を後にした…
つづく…
ユノ様…
チャンミン…
束の間の
愛の語らい~
( ´艸`)
画像はお借りいたしました。
ありがとうございました。