ホミン時代小説の続きです~
ホミンが苦手な方はスルーしてくださいませ~

ホミン時代小説「花よりも君5」

月明かりに照らされた彼…
シム・チャンミンの美しさに
俺は息を飲む…
パク氏じゃなくても
彼に目をつけるはずだ…
「少し…話さないか?」
「はい…」
俺は彼のかたわらに寄り添うように
池のほとりに座りこんだ…
彼も俺に寄り添うように
静かに横に腰を下ろした…
「ここでは…その…不自由なく
過ごせているのか…?」
「…はい」
「そうか……
あっ…そなたの本…大切に持っているぞ」
「本当ですか…」
彼が、やっと柔らかい笑顔を見せた…
彼の笑顔が可愛すぎて
俺もつられて微笑んだ…
「とても良い本だから、やっぱり
そなたが持っていたほうが良い気がする…
あの本は、そなたに返そう…」
彼がうつ向く…
「…いえ…あなた様が持っていてください…
僕には…僕には…もう…必要ありません…」
あの時と同じ表情…
あの時と同じ言葉…
「あなた様も…ご存知なんでしょう…
僕達が…どうなるか…」
「えっ…」
「僕達が…今…どんな書物を見せられて
どんな事をされる運命なのか…」
彼のクリクリした
大きな瞳から大粒の涙が頬をつたう…
俺は彼の頬に触れて…
「泣くな…チャンミン…
運命とは…時に逆らって、あがいて…
変える事のできるものだ…」
俺はたまらず
チャンミンを抱き寄せた…
チャンミンが、
俺の胸の中で声を押し殺して泣いてる…
「チャンミン…
俺が…そんな運命…変えてやる…」
つづく…
チャンミンの運命…
ユノになら
きっと変えられる!!
( TДT)
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