ホミン小説の続きです~
ホミンが苦手な方はスルーしてくださいませ~
ホミン小説…「秘密の図書館2」

シム・チャンミン…
俺は、彼と出会ったあの日から
彼の事で、
頭がいっぱいになっていた…
昼間、仕事の合間に
図書館に立ち寄ってみたが
結構、人の出入りが多くて
シム館長は、忙しそうに
仕事をこなしている様子だったので
俺は、閉館間際の
遅い時間に再び図書館に足を向けた…
案の定…
図書館には人の姿はまったくない…
よ~し…
俺は、本を探すふりをして
シム館長を探した…
あれ?
いない…
まさか…
もう帰っちゃったとか…
不安になりながら
躍起になってシム館長を探していたら、
「チョン・ユンホさん
何の本をお探しですか?」
振り返ると…
あの美しい笑顔…

「こんばんは、チョンさん」
俺は、一息飲み込んで…
「こんばんは…シム館長…」

そう言うのが精一杯だった…
「チョンさん、何か本を
お探しでしたか?」
「へっ?! あ、えっ…はい…」
探していたのはシム館長だなんて
口がさけても言えない…
「どんな本をお探しですか?」
ヤバい…
元々、読書なんてあんまりしないし…
本の事なんて詳しくないし…
俺は、とっさに
「シム館長のオススメは何ですか?」
シム館長は少し考えながら
「哲学の本なんかも、
たまには、いいものですよ…」
て、哲学…
俺があまり得意としない分野だが
俺は、シム館長のオススメを
教えてもらう事にした…
「この本なんか…」
本を手にとり、優しく説明する
シム館長を俺は、見つめていた…
シム館長には申し訳ないが、
俺は、本の説明を上の空で聞いていた…
一生懸命説明する彼の横顔…
美しい横顔…
艶やかな頬と唇…
「これなんか、いいですよ
チョンさん」
俺は、彼を見つめながら
「あの…ユノ…ユノって呼んで下さい…」
「えっ?!」
「あ、いや、堅苦しいの…
苦手なもので…お願いします…」
「あっ、そうですか…そうですね…
じゃ…僕の事も名前で気楽に
呼んでください…」
彼はニッコリ笑って
「ねっ、ユノさん…」
か、可愛い…
ダメだ…
またしても可愛すぎる…
俺は平静を装い…
「じゃ、今度はその本貸してください…
チャ、チャンミンさん」
彼が嬉しそうに笑う…
彼が俺に本を手渡した…
とっさに掴んだつもりの本だったが
彼の手も一緒に掴んでいた…
それと同時に彼と目が合った…
彼のクリクリした
可愛い瞳が俺を見る…
気がついたら…
俺は…
彼の腕を引き寄せて
唇を重ねていた…
つづく…
もう少し続きます~(* ̄ー ̄)ニヤリ
画像はお借りいたしました。
ありがとうございました。