先週末、幼稚園の運動会がありました。
ムスコ（4歳・息子）、
ペルテス病になって初めての運動会。
去年の今頃、私は人前で踊るのが苦手なムスコに
ちょっぴりやきもきしていました。
『おうちでは上手に踊れるのになあ…。
なんで人前ではイヤがるんだろ？？』
とかとか。
そしてその１ヶ月後、ムスコは病院のベッドの上。
２年間の装具生活を言い渡されました。
あの頃は毎朝、起きる度に
“どうか夢であってくれ”
“どうにか装具をつけないで生活できないものか”
そんなことをぐるぐると考えながら、
色んな病院や民間療法の先生に
お話を聞く毎日でした。
それから山あり谷ありを経て、今。
あんなにイヤがっていた装具を
自分の体の一部のように操り、
上手にかけっこやお遊戯をする
ムスコの姿があります。
かけっこの順番を待つ間、
お友達が三角座りをする中、独り立っているムスコ。
音楽に合わせてしゃがんだり
寝転んだりするお遊戯で
補助の先生に支えてもらいながら、
一生懸命お友達の動きについていくムスコ。
元気な時はあんなに弱音を吐いていたのに、
病気になってから、
自分から『できない』とは言わなくなったムスコ。
ああ、頑張っているなあ。
笑っているなあ。
良い先生についてもらったね。
いい友達に恵まれてよかったね。
泣くつもりなんか無かったのに、
涙があふれてきて止まりませんでした。
来年の今頃は、きっと装具が外れている
幼稚園最後の運動会。
笑って見届けることができるかな。
泣いたり笑ったり、怒ったり喜んだり、
たくさんの感情を、いつもありがとう。
子供も、病気も、あたりまえの日常の中の、
たくさんの感謝に気づかせてくれる、宝物です。
