卒園記念と公文の認定テスト合格など、入園時(3年前)に掲げた我が家の目標がすべて達成できた記念にと、犬姫に色々な初体験をさせようと半年前から考え、大奮発し、沖縄旅行の計画を練りました。

 

卒園式翌日しか日にちがなかったので、その日から2泊3日。

やや強行突破的なスケジュールですが、北部から南部まで網羅したものを考えました。

 

出発前日の卒園式直前でしたが、数日前からタクシーの予約をしていたものの、抑えることができないことに猫旦那激怒。(その問い合わせとかしたのは私なんですが…)

一気に機嫌が悪くなり訳の分からん事ばかり言い出し、ちょっとこちらまでむかつきモードです。

 

ですが、さすが犬嫁。

駐車場の問題さえ何とかなればいいことに気づき、即座にプランを二つ。

いつもよく使っている駅に車を置き(ここの駐車場は低額で7日まで停めることができる珍しいところ。)空港までのリムジンバスが出ている駅まで始発で行くもの。

もう一つは、リムジンバスが出ている駅から少し離れた野外の駐車場(先ほどの2倍ほどの費用で停めれるが、48時間まで)。

これらを提案すると、案の定どちらも否定しようとあらさがしをする猫旦那。

ここで、犬姫ブチ切れ。

とっとと、人に全部任せろや!!

 

ってなことで、今後何も言わないと約束させ、当日。

 

朝、4時30分家を出るつもり(リムジンバスは朝の5時台)なのに、1時からがたがたやっている人間が…

そして、3時に起こされ、犬嫁激怒。

一応、子供は眠ったままパジャマで車に詰め込み、リムジンバスにも乗せ、空港についたら着替えさせようと準備していましたが、これをことごとく否定。4時に勝手に子供を起こし、本日2回目の喧嘩。(これ、全部私に負担が今後かかってくるからやなんだよ…)

 

泣きながらぐずっている子供を着替えさせ、トイレだけ行ってもらい、準備していた服を着せ、靴も履かせ車に。

この間、スマホをいじっているだけの猫旦那。

途中、「あれは持ったか。」「これはやったか。」「バスはちゃんと手配したんか。」

等など、人の神経を逆なでしてくれています。

 

結局、ごちゃごちゃ言われ、4時15分に家を出て、車でリムジンバスの発着する駅近くまで行き、(あまりにも文句ばかり言うため猫旦那と荷物だけバス停に落としました。)駐車場に車を入れ、延長の手続きを取り(事前に電話で確認し、金額も確認済み)、犬姫をおんぶしつつ駅まで歩きました。

バスが来るまで1時間以上。

寒い朝。

猫旦那は、「荷物になるからダウンなんて着ない。」とか言っていたから案の定寒がりひたすら文句を言いつつ一つしかないベンチの真ん中に座りスマホをいじっています。

一方、私と子供はそう思っていたから温かい恰好でさほど冷えを感じませんがね。

勿論こんなに時間があるので、コンビニで朝ごはん買わないかと提案するも拒否。

なので、私と子供だけ近くのコンビニに行き朝ごはんと水分、あと、時間10分前までイートインコーナーで軽食を。(朝食購入時に目を覚ました犬姫様は興奮気味にイートインコーナーで時間をつぶしつつ、バスの到着を待っていました。私は私で、猫旦那の小言を聞かなくてもいいのでラッキー)

 

そして、バス停に戻ると、同じリムジンバスに乗る人が続々と。

相変わらず、ぶつぶつ小言を言いつつ、「今日は寝れんかったから、バスは一人で座る。」や「俺の食事はどうするんだ」など言っていましたが、もう大人なんだから考えれば?と6歳児に諭されたりして、笑ってしまった。

 

バスが来ると、手続きを人任せにしていたせいでどのようにするのかわかっていない猫旦那はタジタジ。(QRコードを送り、やり方も教えていたのに、聞いていなかったんだろうな。)

代わりに犬嫁がサクサクっと手続きし、さっそくバスに。

猫旦那はバツが悪そうに乗り込むなり寝始めました。(寝たふりだな)

犬姫様はきゃぴきゃぴ喜びつつ、車窓を楽しんでいました。(朝なのに暗いことや、こんな時間でも働いている人がたくさんいることに驚いていました。)

 

数時間で到着。

降りるターミナルを知らない猫旦那は、着くたびに「ここじゃないのか!本当に大丈夫なんだろうな!」と言っていますが、無視します。

 

しばらくして目的のターミナルに到着。

降りる時、犬姫様は運転手さんにはっきりと「ありがとうございました。」といえるからすごい。

 

そして、バスを降りると再度猫旦那のイライラ爆発。

「どこの入り口から入るんだ。」

「どこの航空会社だ。」

「何時の飛行機なんだ。」

とか、いまさら恥ずかしいと思わんのか?

ってか、それくらい確認しとけよ、メールで搭乗券やら色々送ってあるんだから。

 

降り口からすぐの所に、保安場があり、手荷物の検査をそのまま受け、中に。

はい、これですぐに飛行機に乗れますが何か?

そう、そのためにすべての荷物を手荷物として機内に持ち込めるようにパッケージしていたんだから。(荷物は機内サイズキャリー2つと、コート類を入れる小さめトラベルバック1つだけ。)

保安場でコートやチャックのあるものは脱ぐがら、順番待ちのうちに脱いで、検査へ。

 

きょとんとしている猫旦那を後目に犬姫様を連れて、色々と見学。

初めての空港でテンションマックス。

動く歩道で何度もチャレンジしたりして楽しんでいました。

 

そして、子供より手のかかる猫旦那はやってくれました。

搭乗ゲートがこんなに簡単に入れるわけがない、と言い出し勝手にどこかへ。

10分後、お呼び出しで…「猫旦那様のご家族様、至急保安検査場まで…」

…知らん。

そんな人間は知らん。

搭乗10分前にそのような放送は知らん。

とはいっても、皆様にご迷惑をお掛けするだけ…

しぶしぶ検査場に行き、グランドスタッフさんから事情を聴き唖然。

どうも、空港内を見ようと、一旦搭乗ゲートから出ていたらしく、再度保安検査場を通ることになり、QRコードがなんなのかやさっき通ったからいいんだ、などごねてくれてました。

なので…

「飛行機の安全上必要に決まっているだろ、子供でもそれくらいわかるわ!なんなら飛行機遅らせて多額の賠償金でも支払うのか!ちゃんとスタッフさんのおっしゃる通りにしなさい。50のおっさんがごねるな!みっともない!家族旅行をこれ以上台無しにすんな!」

と、一喝。

そして、娘から。

「父、だっさ。はずかしい。サイテー。」

と。

まぁ、その後やけに神妙になった猫旦那はちゃんと保安検査場を通り飛行機の座席までおとなしくすることが出来ました。

 

子供より手のかかる猫旦那でした。