先日、ピアノの発表会がありました。

 

一人持ち時間5分程度。

幼稚園でピアノを習っている子と小学生でも継続してピアノを習っている子が対象のものでした。

 

犬姫様は本人の希望もあり、髪をショートボブにしてからはほとんど髪を結ぶこともなくなり、そのまま寝癖を直した程度で参加しましたが、出かけに確か何かしていたような…

 

会場に入り、保護者は保護者観覧席へ移動。

子供と離れました。

 

そして、開演。

 

今回は4番目の登場。

 

そして、堂々と出てきた犬姫を見て、母顔を赤面し、伏せてしまった!!

 

だって、髪型!!

大五郎みたいな感じになってる!!

頭頂部にピーンと毛束が立ってる!!

これか!!出かけにごそごそしていたのは!!

しかも、ショートボブだから、子連れ狼の大五郎かバカ殿に出てきた優香姫にしか見えなかった!!(周りも笑ってたよ!!)

 

自分でポニテのようにした結果こうなったのね!!

「犬姫です。これから、子ぎつねをひきます。」

と、意外にも堂々と大きな声で言い、ピアノの演奏も両手でしっかりとリズムよく弾けていました。(両手で弾いていたのは幼稚園児では犬姫だけでした。)

そして、終わった後もしっかりとはきはきとどのような気持ちで弾いたのかマイク片手に語ってくれ、しっかり礼までして退席。

 

素晴らしい!

曲説明も素晴らしかった。

童謡だけどもともとはドイツの曲ってことも知らなかったし、秋から冬にかけた子ぎつねの様子で、お化粧したり着物を作ろうとしているから、とてもおしゃれな子ぎつねが、春になったらお花のドレスとか作ったりするのかなぁ…また、どんなことをするのだろうと考えながら弾いていたとは。(あとから聞かされましたが、この文章も犬姫が作ったとか)

 

でも、髪型見た瞬間にやっぱり現実に引き戻されちゃうのよ…

 

「…これ、一生残るよな…」

「残るよね…一生…」

珍しく、夫婦で意見が一致しました。

映像や画像でも記録していたから…

かといって、消すわけにもいかないし…

 

全ての演奏が終了したのちに、いつもお世話になっているピアノの先生から話がありました。

元々は、別の曲を弾いてもらおうと考えていたものの本人の希望もありこの選曲になったと頭を下げられました。(先生は、アマリリスをチョイスしたかったそうですが、本人が断固拒否。)

かといって、完璧に弾けていたのですごいとのこと。

また曲紹介も本人が一人で一生懸命考えたものだったと。

そして、

「髪型、本当に申し訳ございません!!犬姫ちゃんがこれじゃなきゃ嫌だと言って譲らず。色々な先生方と説得はしたのですが…この髪型にしたのは私です!本当に申し訳ございませんでした!」

…いや、先生が悪いわけじゃないんですよ…

このような、ファッションセンスにしてしまった…私が悪いのです。

 

ええ、薄々は感じてました。

多分、この子、いつかはやると思ってた。

ただそれが、今日、ピアノの発表会という晴れ姿の時だったっていうだけの話。

 

そんなこんなで、発表会は終わりました。

帰りがけに、犬姫に髪型のこだわりについて聞いてみたところ…

「なんか、子ぎつねっぽくない?この髪型。」

流石、犬姫様!サイコー!

参加者の半分以上がインターナショナルクラスの子で親同士ギクシャク(多分、受験の絡みだよな…今年度は大惨敗したと聞いているから)していたなか、いい感じにしてくれたよあなたは!!

 

完全にあなたは、この幼稚園の究極のアイドル的な存在よ!!