正直言って要らないと思いつつ、猫旦那の強い希望にて、学習机を購入することになりました。
1年ほど前から、家具のアウトレット屋さんやチェーン店の家具やなどを暇を見つけては見て回っていました。
基本はリビング学習になるのですが、一応1年生になったけじめだそうです。
母的には、ネットで安いのを一時しのぎで買って、今度の引っ越しの際に買い直してもいいのでは?
そう提案しても、一向に思い込んだら受け入れない猫旦那。
まぁ、私の預貯金から出るわけじゃないし、勝手にして。ただし、人任せにはするなよ!(と、かなり強く言いました)
そして、いつものように少し離れたアウトレットへ。
ここでは、去年の型が半額以下で売っていました。もともと展示品とかで傷ありとのことですが、あまりよくわからないような傷。
色も、薄いウッド調で、ワンポイントにピンクが。まぁ、かなり有名メーカーの品物で、半額といってもそこそこのお値段。
本棚もあり、使いようによっては長い間使えそうな…
でも、犬姫は猫旦那に似て、「これじゃない!私はお姫様の!」
と、叫びとあるチェーン店へ移動。
ここでは、ホワイトとパープルを基調としたハートが目立つ学習机。
実は、昨年これを見てから犬姫様は一向にほかのものを見ようとせず、これしか眼中になし。
でも、母には何となく引っかかるところが…
犬姫さま、この机の引き出しや使いごごちなど一度も試したことがない。
ただ、椅子に座ってテーブルでカタログを折り紙の様に折っているだけ。
他の時は、触ろうともしなかったけど、かといってなんか他人事みたいな、本当に欲しそうには見えない。ただ、言っているだけのような…
猫旦那は、「本人がそう決めたんだからな!」的な感じで、子供の意見をそれ以上聞こうともせず、スマホを触っているだけ。
「一式を決めたらお店の人に言って来いよ。」って、相談すら乗ろうとせず。
なんか嫌な予感のする犬嫁。
「犬姫。本当にこれでいいの?これから12年以上お世話になるかもしれない机だよ。飽きたから嫌だとか、可愛すぎて嫌だとか言わないって約束できるか考えてよ。」
「12年てどれくらい?」
「高校卒業するくらい。今、生まれたばかりの赤ちゃんが、○○ちゃん(近所のお姉ちゃん)くらいになるまで。」
「…」
犬嫁の不安的中。
犬姫様は、何となくで机を選んでいたみたい。
「じゃぁさ、この机を選んだ理由を教えて。」
「可愛いから。」
「確かにかわいいね。じゃぁ、それ以外には?」
「…」
「じゃぁ、もしもだよ。隣の黒い机に、ラインストーンとか貼って、オリジナルの机をカスタマしていいよって言ったらどうする?」
「…可愛い」
「だよね。ランドセルみたいになるね。じゃぁさ、あそこの白い机に好きな色でカスタマしていいよいったら。」
「それもいい。」
…やはり、見た目でしか判断していなかった。
「じゃぁさ、今のこの机よく見て、ここに展示しているだけだけど、こうやって白いところに傷がついたら?」
「…いやだ。」
「こういう机の傷も大好きになれる?」
「…傷つけないようにする。」
「それは、使っているうえでは無理だから。傷がついても大事にできるような机を選びなさい。」
「…」
こんな親子のやり取りを聞いていなかった猫旦那は、
「もう決まったか!」
と、勝手にお店の人を呼んできました。
と、次の瞬間。
「わたし、ピンクの机がいい!!」
その場が凍り付いたかのようにフリーズ。
お店の人も…
「えっと、このピンクは、一昨年の型で製造終了に。今は、この色しか…昨年のやつですとブルーも…」
「犬姫、ピンクの机がいい!ピンクじゃなきゃ嫌だ!」
猫旦那、かなり声を荒立てて犬姫を黙らせようとしますが、泣き出した犬姫をなだめるかのように、お店の人と犬嫁で、ピンクの机を犬姫に紹介。
しかし、しっくりくるものがなかったみたいで結局このお店では買わず。
ただ、犬嫁は少し引っかかるものが…
もしかして…と心当たりがあり、再度アウトレットのお店に。
すると今度は犬姫、とある机とそのよく似た机を何度も何度も見比べ、何となく決めた方に座り、引き出しを触ったり机の感触を確かめたり、細かいところまで見たり。
そしてお店の人に。
「すみません、これ、鍵ありますか?」「傷はありますか?」「パソコンおけますか?」「ピアノおけますか?」
と、質問攻め。
「ライトはどうやって使いますか?」
「引き出しには何を入れたらいいですか?」
「ここの棚には何が入りますか?」
人が変わったかのようにウッド調のワンポイントピンクの机を調べています。
そして、
「これにする。私これがいい。これを可愛くカスタマしたりする。大きくなったらこれをシックな感じにする。大事にする。」
さっきまでと目つきが違う…
これはマジだ…
とのことで、アウトレットの家具屋さんで前年度展示品、某メーカー5点セットを購入しました。
正直、ライトも付いてこの値段なら安いと思いつつサイン。
送料、組み立て費用込み。
そして、前半に私が危惧していたことが…
「俺、仕事だから、受け取ったり連絡のやり取りお前な。」
迷惑かけないんじゃなかったのか?
しかも、
「納品されるまでに掃除しとけよ。」
…お前の部屋でもある家族共有の部屋に机を入れる予定なのに人任せな言動…
そりゃー子供の為に頑張りますが…お前(猫旦那)の捨てるから。
と思った、犬嫁でした。