『もう気持ち悪い!何回言ったらわかるが!早く消えて!うるさい!』
布団にくるまりながらも、必死に訴える娘…。
戦ってるんだ…。
『○○、頑張っとるよ!』と声をかけ、手を光にして打ち鳴らしていました。
娘を苦しませているものの正体が見えて、私がここですぐ楽にさせてあげることができたら…と、はがゆい思いでした。
でも、なんとか娘は耐え、眠っていったようです。
戦っている日は、食事もとれないほどで、夜になってようやく私のそばに来て、食べ始めました。
食べていても、後ろを振り向いたり左に向いて話しかけたり、何とも忙しい…。
でも、今まで私のそばに来ることが少なかったので、娘の表情やしぐさが、何とも興味深く感じられたのです。独り言の合間に、合いの手を入れると、目を合わせて笑います。
ちゃんと私の声も聞こえているようです。
『○○、かずえさんからもがんばっとるねえって、ロイさんも一緒に応援してるよ…って』
少し笑いました…。
娘のがんばりを認めて、一緒にいたらホッとできると思ってもらえるような心の基地になれるよう、母としての役目を果たしていきたいです…