大山阿夫利神社へいくまでケーブルで上がるのですが、その途中にある大山寺で下車しました。
ここは不動尊、大山寺です。
東京日野市にある高幡不動尊とは兄弟寺となります。

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1、本堂。建物はとても古く、そして美しい彫刻で彩られています。配色はなく、木材だけの模様なのですが、歴史を刻んだその木の風貌は、まさに圧巻でした。
本堂には、多くの参詣客で訪れるという事です。
この日、偶然にも18日はご本尊の国宝 大山不動像を拝顔できました。とても凛々しいお姿でした。
また、護摩炊きを見る事ができました。凄い迫力! 火が太鼓の音で変化するのは、凄い!

2、お寺が設置した11面観音様は平和を願い、ケーブルの駅大山寺駅を降りて登った所にあります。
高い地から観音様は人々を見守り、平和を常に願っています。
とても優しいお顔で、また体も女体的。美しい観音様です。

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3、本堂への入り口には、童子像が立ち並んでいます。
参詣する方々を出迎えてくれています。
なんでも、来月11月の紅葉が色づく頃は参詣客でにぎわうとか。
その美しさはHPからも拝見できます。

4、お地蔵様。前に水入れ?? があり、その中に供養の木の薄い札がありました。

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5、宝きょう印塔。
『寛政7年(1795年)旧大山寺境内に建立。大正3年現境内に再建される。
香花を供えて右回りに3度回ると願がかなうといわれている』(HP引用)
げっ、そうなんだ、知らなかった自分でした。今度行ったら香花を供えて三回まわってきます。。。

6、かわら投げ。ここは時折テレビでも放映されます。ジャニーズ系の人が確かテレビで投げていたような。。。これ、かなり難しいんです。そのかわら投げの向こうに、お不動さんがいるのわかりますか?

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7、かわら投げの輪。ここにかわら(土器)を通すと願い事が叶うといいます。私が行った際、ひとりの人が輪の中へかわらを見事通していました。

8、お不動さんです。かわら投げしている庶民を暖かく?? 見守っています。この地から見ると、かっこいいんですよ~。ちなみに、車でも行けます。ただし、ここまで。

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9、八大童子。岩場にいられます。お顔は厳しい顔、さすがお不動さんの従者。

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10、倶利伽羅龍の滝。龍神様がいられるのでしょうね。池にはお船が浮かんでいました。とても神秘的です。しかし、この池の岩場の上に小さなお不動さんが。。。知人と「お不動さんを探せ!」のようと言って笑っていました。結構、こういうのがありそうなお寺です。( ´艸`)

11、大天狗祠。ここは八天狗のひとり大山伯耆坊(だいせんほうきぼう)の祠です。
私の好きな天狗さんのひとりです(///∇//)童子書『天狗童子ーにほんふしぎばなし)』の舞台がこの大山です。高尾山の天狗は狐のお面をつけた女天狗だそうな。この本はお薦めですよ~~。

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12、鐘桜。『本来大山寺の梵鐘は徳川家光によって奉納されたものであるが、明治初年に破壊されくずとして払い下げられて、現在銘文「大檀那従一位左大臣源家光公」の部分のみが阿夫利神社々社務局に保存されている。
現在の鐘は昭和24年6月吉沢久造氏夫妻他賛助者多数によって奉納されたものである。
われわれはこの家光公の梵鐘を将来必ず復元したいと心に決めている』(HP引用)
家光さんから奉納されたんですね、知らなかった。。。でも破壊されてしまったのは残念。。。

13、ここは関東霊場、第一の霊場だそうです。
ああ、ご朱印帳、ここで買って書いてもらえば良かったと、しみじみ思います。。。。今度行ったら書いてもらうぞ!

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14、倶利伽羅。本堂前の階段を下るとあります。大山唯一の朱塗りの建物だとか。
しかも、大山最古のお堂だそうです。

15、前不動堂。『安政大火災後現在のケーブルの追分駅付近に建築されていたものを、今の位置に移築された。移築のさい一部を省いたため屋根も低くなっているが古さでは大山全山で第二位である本尊が本堂の昭和大修理により奉安殿に奉移したので、本堂には前不動の木造不動明王、二童子立像が移られている。現在このお堂には仏像は祭られていない』(HP引用)
見た目もかなり古かったけど、仏像が祭られていないのは、残念ですね。

この下からは15分かけてプチ登山。といっても、下山ですけど。ケーブル駅までの道のりは木々や草花が優しく、また川のせせらぎが心を和やかにしてくれます。
癒しの空間でした。

次は飯山観音、長谷寺です。

大山寺のHPです。
雨降山大山寺