彼がギターを持ったら
私はすっと離れる

彼があっ!って天を見上げたら
音が降ってきているとき

弾いては五線に書き留めて
ギターをソファーに戻す


その時が近くに行けるとき

でも少し気を使って正面に座ると、
ここにおいでなさい

って、右手でパンパンとソファーを叩く


いつも作曲に真剣で丁寧な楽譜に

ふだんのくっそ汚い小学生みたいな文字からすると

楽譜は綺麗に書けるんだ!ってびっくりした。

音楽に関しては楽譜とレコードで
追譜というんですか?
今どこを演奏しているか目で追うんですよ。楽譜を

そんな授業ばかりやってたので

一応、楽譜を覚えるのはとくいなほうだったから、彼の音符は覚えてる


曲作りに関して、
楽譜の譜面の記号について、
私が全く楽譜読めないと思って説明してくれて

私はそんな真剣さに彼の顔しかみてなかった。

みてないじゃん!っていうか、
俺ばっかみて!

と、恥ずかしそうに笑いながらも
やーめた!
って投げてしまうことがおかしくて。


でも正直、プロのギタリストになるなんて思ってもいなかったし
ただのギター少年だと思ってた

一緒にいる空気
一緒にいる優しさ
一緒にいる当たり前

ありがとう
たくさんのものを心に残してくれて


あなたが心にいる限り
わたしは一人じゃないって思える。

共に生きよう!ずっとね。