次男と社会の歴史を勉強してて
明治時代に起こった「ノルマントン号事件」という言葉がありました。
そしたら次男が
「あっ、これ、和歌山に行ったときに見たじゃん」
と言いました。
ナンノコトデショウ
と、私は思いました。
よくよく話を聞いてみると、
「ほらっ、和歌山の浦島行った時にさぁ、散歩したじゃん、その時に石碑があったじゃん。ノルマントン号が来たって。で、そのあと、俺、転んじゃったんだよね〜」
んっ?
そんなことあったっけ
と、私は頭の中を巡らせながら
口では「あー、あったね〜よー覚えてるね〜」
と言いました。
あとで、こっそりネットで調べてみたら
こんな感じだったみたい。
石碑っていうからもっとデカいと思ったらちっちゃい。
この写真を見てもなお、私はそのときのことを思い出せない
あれは、1年ちょっと前、長男の小学校卒業のあとの春休みで、和歌山のホテル「浦島」に泊まった。
翌朝、付近を散策したときに、たぶん見たんだと思う。
そして、次男が転んだことはかすかに思い出した。かなり派手に転んだ。特に何かにぶつかったとか躓いたとかでもなく。
が、次男はよく派手に転ぶが怪我をしない。
その時も見た目は擦り傷満載くらいの転び方したが、どっこも怪我してなかった。
話を戻して、、、
要するに、次男にとっては机上の勉強であるノルマントン号事件と、実際にその地で起こって慰霊碑が建てられた場所が一致し、更に強烈に覚えたことであろう。
次男に関して言えば、ちょくちょくこういうことが起こる。
今までいろんなところに家族旅行した。
いろんなところに連れてった。
そのときは、ふーん、こんなのあるんだぁ〜で終わってたものをちゃんと頭の片隅に覚えていて、机上の勉強と繋ぎ合わさったときに、ふと記憶の引き出しから出てきて、そしてそれはずっと消えない記憶の貯蔵庫へ入る。
そういうのがあるから、いろんなところへ連れてって良かったと思える。
残念ながら、私はそういう記憶はてんでダメ
行ったところを説明されても全く思い出せないことが多い。
夫は、最近でこそ老化で忘れてることや思い違いしてることもあるが、少なくとも数年前までは、細かーいところまで覚えているような人だった。
テレビとかで温泉記とかやってて一緒に見てると、素敵な温泉とかやってたから私が「あー、ここ行ってみたい」と言うと、たいてい「それ、行ったことあるじゃん、一緒に行ったじゃん」と言われる。
付き合ってる時も合わせると、かなり日本全国一緒に色々行ったと思われる。
しかし、その全てが、写真とか手がかりや何か強烈なエピソードがないと私は思い出せない。
例えば、長男が小さい時にどこかの水族館で水槽の中に手を入れてオッケーなところで手を入れすぎて全身ドボンしたとかそういう強烈エピソードなら覚えてる。でもどこの水族館かは忘れた。
今まで日本全国たくさん水族館行ったから、何県の水族館だったか、建物はどんなんだったか、ショーとかは見たか?などいちいち覚えてない。もちろん鴨川シーワールドのようなシャチのショーや、二見シーパラダイスでトドと写真撮ったとかはさすがに覚えているけど。
が、夫はどこの水族館かいちいちちゃんと覚えてる。
そして、その水族館には他に何が居て、水族館へ行った前後には何をしてどこに行って何を食べたかまでしっかり覚えてる。
ちなみに長男は、私寄り。
だから、いろんなところへ連れてって実際見たものと机上の勉強とかが結びつかなくて色々もったいない。
次男はだから夫寄りかなぁ。
とりあえず、今までいろんな所へ連れてった甲斐がありました
これからも色々行けたらいいな。